3日後の4/13は満月だが、同時に月が地球から最遠の位置に来る「マイクロムーン」となり、最近では前後に犠牲者が出る大地震や火山噴火が起きていたので注意が必要となる。
■マイクロムーン
マイクロムーン(MM)とは、月が地球に最接近するスーパームーン(SM)とは逆で、月が地球から最遠の地点に達する際に同時に満月・新月になることをいう。
これまでの研究で、SMの前後と同様に、MMの時期にも大地震・大噴火が多く起きていたことがわかってきた。
SMは、地球と月の距離が接近することによって、たとえば引力など何らかの形で説明が付くかもしれない。
だが、マイクロムーンでは、そうは行かない。
今日は時間がないため、手短に要件のみを記すことに。
現在は、3月中旬の月食から4月中旬の満月に続く期間で、両者はマイクロムーンとなる。
■現在起きていること
以下に、過去1ヶ月ほどでMM、SMと続いた時期の前後にどのような大地震・火山噴火が起きたかを示す。
【-4】2025/03/10 20:33:ヤンマイエン島、M6.5、深さ10km
【-4】2025/03/10:グアテマラ・フエゴ山噴火、火砕流、住民1000人避難
【-3】2025/03/11 23:08:ペルー北部、M5.6、深さ647km
【月】【M】2025/03/14 15:55:皆既月食、満月
【+7】2025/03/21 00:40:インドネシア・レウォトビ火山噴火、噴煙高さ16000m
【-4】2025/03/25 10:43:ニュージーランド南島南沖、M6.7、深さ21km
【-1】2025/03/28 15:20:ミャンマー中部、M7.7、深さ10km、犠牲者3100人以上
【日】【S】2025/03/29 19:58:部分日食、新月
【+1】2025/03/30 21:18:トンガ沖、M7.1、深さ10km
【+6】2025/04/03 23:09:大西洋北部、M6.9、深さ10km
【+7】2025/04/05 05:04:パプアニューギニア沖、M7.2、深さ10km
【-5】2025/04/08 :フィリピン・ネグロス島のカンラオン山噴火、噴煙高さ4000m。
【M】2025/04/13 09:22:満月
【S】2025/04/28 04:31:新月
このように、今後もGW前後までMM→SMと続くために気が抜けない期間となる。
■トルコ・シリア地震の時も
2年ほど前には、マイクロムーンの当日に5万人以上の命が失われたトルコ・シリア地震も起きていた。
【M】2023/02/06 03:29:満月
【0】2023/02/06 19:17:トルコ・シリア大地震、M7.8、犠牲者5万人以上
ずっと過去に遡れば、たとえば300年以上前の元禄地震も、MM+月食とSM+日食の間に起きていた。
【月】【M】1703/12/23 15:29:皆既月食・満月
【+8/-7】1703/12/31:元禄地震、M8.1、津波11m、犠牲者6,700人以上(または20万人)
【日】【S】1704/01/07 11:14:部分日食
このように、現在は通常の満月・新月とは異なり特別に要注意な時期に入っているということで、注意喚起しておく。
