今日3月3日は1933年3月3日に昭和三陸地震が起きてから92年目で、この地震の直前に南米で大地震が起きていて、いずれも日食トリガーで起きたもので、また典型的な気温変化も見られ、今ならば日本で大きな地震が起きる可能性を警戒できたことを紹介する。
■昭和三陸地震
※アイキャッチ画像の写真は、津波で大きな被害を受けた岩手県九戸都種市村で流された家屋があった辺りを呆然と見つめる親子。
昭和三陸地震は、昭和8年3月3日のひな祭りの未明に発生した巨大地震だった。
大津波が発生し、地震の被害を含めて犠牲者・行方不明者3,064人の大きな被害地震となった。
この地震の8日前には、南米チリでも大きな地震が起きていた。
この2つの地震は、下記のように金環日食の前後に起きていた。
【-1】1933/02/23 18:09:チリ・トラパカ、M7.2
【日】1933/02/24 21:46:金環日食、新月
【+7】1933/03/03 02:30:昭和三陸地震、M8.1、最大震度5、津波28m、犠牲者・行方不明者3,064人。
震源は三陸海岸から200km離れた沖合だが、図のように当時の最大の震度階級である震度5を記録した地域が東日本の各地であった。
この37年前の1896/06/15の明治三陸地震(M8.2-8.5)で2万人以上の犠牲者が出たことが記憶に残っていた人々が避難を呼びかけたこともあり、犠牲者数はより少なかった。
■気温変化
以前から書いているように、M7~8クラスの大地震では特に、地震発生前に当地で顕著な気温変化が見られる。
こんな単純な法則性は、私が見つけ出したことではないだろうが。
このことは内陸が震源となる地震で顕著だが、巨大地震では海溝型地震でも同様の変化が見られることが多い。
11日後に東北地方太平洋沖地震から14周年となるが、この地震の際にも、下記のように14日前に仙台の記録で最高気温のピークが見られた。
昭和三陸地震の場合は、下記のように10日前に最高気温のピークがあった。
このような法則性から学べることは、ある地域で気温が急上昇した際には、その後に大きな地震が続くことを警戒して防災意識を高めることだろう。
■イワシでやられて
他にも、三陸沿岸の漁民の間で語られる「鰯でやられて烏賊で助かる」という諺がある。
三陸沖の大地震の前には、イワシが岸に押し寄せるという経験則だ。
「イカで助かる」の方は、津波のあとでイカが多獲されるということ。
津波で多くの不幸が出た明治三陸地震と昭和三陸地震が、正にそうだった。
秋田県の明菜さんが良く漁師さんから聞き出した魚類の異常をブログで書いているが、このような「未科学」の現象を「迷信」だと決めつけていると、後で後悔することになるかもしれない。
■腰痛体感
昭和三陸地震のことは以上で終わりとして、Instagramで投稿した今朝の体感を報告しておく。
今朝、起きた時に右の腰の後ろあたりに痛みがあり、歩くと軽い腰痛を感じた。
「腰痛体感」は頭痛や耳鳴りに比べると非常に稀にしか起きないが、過去には10回ほど記録していて、すべての場合に1週間前後以内に関東圏でM3クラス以上の地震が起きていた。
頭痛体感では3~4日後に発震となるが、腰痛の場合は何故かタイムラグが長い傾向にある。
昨日までの頭痛体感による予測では、03/03~03/06に関東圏で地震を予測している。
加えて、今日は下記の耳の閉塞→耳鳴り体感もあった。
2025/03/03 15:24:左耳が一瞬閉塞→ピー音の耳鳴り→セミ鳴きの耳鳴りが続く
これがあると、ほとんどの場合に翌日までに関東圏で地震が起きる。
02/28のスーパームーントリガー期間であることからも、そう規模は大きくないかもしれないが地震がありそうだ。
※タイで抹茶ブームで、サルちゃんが昨日所沢のお茶屋さんで買っていた。
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