2025/01/28の埼玉県八潮市の道路陥没は未だに1人が安否不明で、その後に名古屋市と千葉県大網白里市でも道路陥没が発生したが、過去に地震が続いた事例を紹介し、地震前兆の可能性を検討する。
■名古屋市
まず、5日前の2025/02/06朝、名古屋市緑区桃山で道路が陥没し、乗用車の車輪がはまって動けなくなった。
道路には2m x 2mの穴が開き、通りかかった乗用車の左の前輪がはまって動けなくなった。
現場近くで地中に穴を掘って水道管の交換工事が行われていて、陥没との関係を調査中とのこと。
■大網白里市
次に、今日2025/02/11 03:00頃、千葉県大網白里市みずほ台の住宅地で道路が陥没して水が漏れているという通報が警察などに相次いだ。
道路の中央部分が幅2mほど陥没し、開いた穴から水が激しく噴き出していた。
水柱の高さは一時は10mほどに達した。
水柱はその後1時間半ほどで収まったが、付近の建物の窓ガラスが割れたり屋根の一部がめくれ上がったりする被害が出た。
■陥没→地震事例
以上2件の陥没はまだ起きたばかりだが、以前に発生した道路陥没では、その後に近場で地震が起きていたことが多い。
私はそれらの事例を収集してデータベースで管理しているが、その後で近場で地震が起きた事例をいくつか紹介する。
※地震情報の行末は陥没地点から震源までの距離
(1)2016/11/08:福岡県博多駅前
→【10日後】2016/11/18 10:19:福岡県北西沖、M4.2、最大震度3、深さ14km、24km
(2)2021/11/02:東京都武蔵野市吉祥寺本町二丁目
→【18日後】2021/11/20 08:57:東京都多摩東部、M4.6、最大震度3、深さ99km、5km
(3)2024/09/04:千葉県市原市白金町4丁目付近の国道16号
→【40日後】2024/10/14 19:45:東京湾、M4.5、最大震度3、深さ71km、3km
このような道路陥没事例は多く、まだデータ化していないものが多いが、今後も追加していきたい。
■流体
今回紹介してきた陥没地点は、いわゆる「縄文海進」で数千年前は海底だった土地や、地下に「流体」の存在が想定されているところが多い。
そういう意味では、やはり道路陥没などが起きやすい軟弱地盤の土地であることが推測される。
特に首都直下地震に襲われた際に、このような地盤に問題がある土地に住んでいれば、住宅の損壊など大きな被害を被る可能性が高くなるのは言うまでもない。
そういう自分自身も、小平市は縄文海進についてはリスクが低そうだが、問題は東京都の大半は「地熱流体」の上にあるということ。
いつか来る立川断層地震のことを考慮しても、あまり長く住む土地ではないだろう。
※花粉症に悩まされる人が多い割には、「常識的」なことを知らない。
それ専門の本でも読めば解決するのに。私がそうだったように。
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