【note:大地震・災害前兆ウォッチマガジン】「バヌアツの法則」はあるか?南太平洋から日本への大地震連鎖の例を探る
■はじめに
12/17に南太平洋バヌアツ諸島でM7.3の地震が起きたが、巷で言われている「バヌアツの法則」として、この震源域で大きな地震が起きると、日本でも地震が続くという説がある。
私はそこまでピンポイントでなくても、南太平洋のバヌアツ諸島、フィジー諸島、ニューカレドニアあたりで大きな地震があると、その後に日本や台湾など環太平洋の西側に地震が連鎖することが多い傾向を把握していた。
そこで本来は上記のエリアすべてを対象に検討したいが、データ数が多すぎるため、今回はバヌアツのみを扱い、過去のM7.0以上の地震の後で日本で主にM6.0以上の地震や火山噴火が続いた例を検証してみた。
その結果、バヌアツ地震の発生時の月齢や、日本に地震が連鎖する場合のタイムラグなどの傾向が、ある程度わかってきた。
今年最後の本マガジンの記事として、その結果を紹介したい。