一昨日12/22あたりから、ハワイ・キラウエア山、桜島、フィリピン・カンラオン山、インドネシア・スメル山が続々と大規模噴火したが、満月と新月の谷間でこれだけ続いたのは何故かを考えてみた。
■噴火の連続
まず、この3日間ほどで起きた火山噴火を、月齢データも含めて時系列で並べる。
★印は、私のnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチ』の「地震予測情報2024年12月版」での予測を示し、5個が最高レベルとしている。
【0】2024/12/15 12:00:★★満月+メディエイション
【+7】2024/12/22~23:★★★★メディエイション+Tスクエア(二重)
【+7】2024/12/22 00:30:バヌアツ、M6.1、深さ40km
【+7】2024/12/22 13:30:米ハワイ・キラウエア山が噴火、溶岩が上
【+8】2024/12/23 07:29:桜島南岳で噴火、噴煙高さ3400m
空80mまで噴出。
【+8】2024/12/23 16:00:フィリピン・ネグロス島のカンラオン山が噴火、噴煙高さ3000m以上。
【-7】2024/12/24 12:00:★★★★★グランドトライン+メディエイション+Tスクエア
【-7】2024/12/24早朝:インドネシア・東ジャワ・スメル山が噴火、噴煙高さ900m。
【遠】2024/12/24 16:26:遠地点
【0】2024/12/31 12:00:★★★★満月+メディエイション+Tスクエア
■遠地点
このように、12/22~24に★を4個から5個を付けていたのは、上記のように複雑に重なり合った天体配置が理由としてあった。
また、火山噴火が続いてから気づいたのは、12/24の遠地点、つまり月が地球から最遠の地点に達する直前に起きていたことだった。
今年になるまでは、マイクロムーン(月が満月・新月の時に地球から最遠になる)や遠地点は、大地震の発生とはあまり関係ないだろうと考えていたが、実はそうではなかった。
ここでは一つだけ例を挙げるが、これだけで強力な実例となるだろうというものを。
【満】2023/12/30 05:02
【+5】2024/01/01 16:10:能登半島地震、M7.6、最大震度7、犠牲者462人
【遠】2024/01/02 00:29:遠地点 404910 km
このように、満月の5日後かつ遠地点の数時間前に起きていた。
■桜島噴火と地震
ここで、12/23の桜島噴火を見ると、その前日に近場でM4クラスの地震が起きていた。
2024/12/22 16:56:鹿児島県薩摩地方、M4.7、最大震度2、深さ170km
2024/12/23 07:29:桜島南岳で噴火、噴煙高さ3400m
鹿児島県薩摩地方の震源は、桜島から37kmほどの近場だった。
桜島では、火山噴火と大地震が同時期に起きることがある。
以下にその代表的な例を示す。
【満】1914/01/12
【0】1914/01/12:桜島大正噴火(プリニー式)、犠牲者58人、VEI4
【0】1914/01/12:桜島地震、M7.1、最大震度6、犠牲者29人
この翌日から福徳岡ノ場海底噴火が始まったが、フィリピン海プレート上の遥か遠方まで影響が及んでいたようだ。