【地震前兆】月暈(げつうん)は地震前兆か?「迷信」か?過去事例を検討する

2024/11/16

地震前兆 地震予測

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今日11/16はスーパームーン満月だが、昨夜は月の周囲の暈(かさ)である「月暈」を観測したので、これが地震前兆である可能性を検討してみた。

■月暈

今日11/16の満月はスーパームーンとなるということで、昨夜は子供たちと共に外に出て月を観測した。

曇り空だったが、20:45頃に、雲のすき間に短時間、月が見えた。


月の周囲に見えた「月暈(げつうん)」は想定外だった。
そういえば、これまでの研究で、地震の前兆の可能性について検討していたことを思い出した。

■月暈と地震

月暈に関する言い伝えのうちで、地震の前兆というものがある。
昨夜、Google Chromeで「月の暈 地震」で検索すると、AIが以下の通り回答した。

◎AI による概要
「月暈と地震には、次のような関連性があります。
月暈は地震の前兆であるという言い伝えがある。
安政東海地震・南海地震(1854年)の際には、日月の異常な暈や幻日などの現象が記録されている。
かつては、夕焼けや月暈などの特定の前兆現象から地震を予測する観天望気的な手法が用いられていました」

ちなみに、同じ検索キーワードで検索しても、昨日と今日では異なる回答が返ってくることがある。
今日再度検索すると、以下の通りの回答となった。

◎AI による概要
「月暈は、地震の前兆であるという言い伝えがあります。また、幸せの訪れや幸運のサインであるという言い伝えもあります。
一方、月には地震(月震)も発生しています。アポロ計画の際に宇宙飛行士が月面に地震計を設置したことで、月にも地震があることが確認されました。地球とは異なり、かなり深い震源があることが分かっています。
月の地震は、地球上の地震とは異なる原因で発生すると考えられています。具体的には、地球との潮汐力や隕石の衝突、月の夜が明けて太陽の光が差し込んだ際の温度変化などが原因として考えられています。また、月には地上の海や大気に相当する震動を吸収する要素がないため、揺れは数十分〜数時間にわたって持続する場合もあります。」

もしかすると、今日になって関東で地震があったので、それで月暈と地震の関係が気になって検索する人が増えたのだろうか。

■過去の地震事例

過去のブログを遡ると、月暈よりも日暈と地震の関係を考えた方が早かった。
2014年頃の記事で、話題に上げていた。

だが、「月暈」や「月の暈」では、見つからない。
それでも、私の地震前兆・宏観異常現象データベースを検索すると、データがいくつか入っていた。

最も古いものは、2007年の事例だった。

◎2007/12/21:群馬県立ぐんま天文台で月暈を観測
→【1日後】2007/12/22 19:39:福島県会津、M4.4、最大震度3

ぐんま天文台から震源までの距離は、約76kmと非常に近場だった。


他にも、月暈の観測後に近場で地震が起きた事例は、以下のようなケースがある。

◎2021/01/25 18:30頃:兵庫県神崎郡福崎町エルデホール
→【1日後】2021/01/26 12:33:香川県西部、M3.2、最大震度2


◎2024/10/18夜:出雲市斐川町
→【1日後】2024/10/19 23:41:伊予灘、M3.7、最大震度2、深さ79km


では、昨夜のここ小平市からの観測は地震前兆だったかどうかは、別記事で紹介する。


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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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