【地震前兆】スーパームーンと地震の関係について9年前に『モーニングショー』で取材された~今日のSMから1週間ほどは地震・噴火に注意

2024/10/17

スーパームーン 地震予測 満月

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今日は警戒していたスーパームーン満月だが、最近出てきたGoogle AIに、スーパームーンと地震発生の関係について質問してみた。数日前から世界でM6クラスや国内で諏訪之瀬島の噴火などが起きていて、今後数日から1週間ほどは更に注意が必要となる。


■AIに聞いてみた

今日10/17にスーパームーンとなることは、意外にも各局のテレビ番組で紹介されていた。

ただし、地震との関係は全く語られない。


もちろん、「現代の科学では」関係がわかっていないというか否定されるのが実情だ。

そのことは、たとえば最近出てきたGoogle AIさんに伺ってみてもわかる。


ためしに、PC上のChromeで「スーパームーンと地震発生に関係は?」と打ち込んでみる。

すると、こういうお答えが返ってきた。


スーパームーンと地震の発生には直接的な関係はないと言われています。ただし、月と地球の距離が最も近くなるスーパームーンの際に、地球の内部に数十〜数百ヘクトパスカルの力が加わることで地殻のひずみに影響し、地震を引き起こすきっかけとなる可能性は考えられます。

また、満月や新月のときには、一日の中での重力加速度の変化が最大になるため、気圧の変化も激しくなり、地震のきっかけとなる可能性も指摘されています。

過去には、スーパームーンの後に地震が発生した例があります。たとえば、2011年の東日本大震災はスーパームーンの8日後に発生し、2014年7月12日に発生した大きな地震もスーパームーンの日に発生しています。


■AIさんも誤る

同じことをAIに聞く度に、新たな答えが加わっていることもある。

回答の最後の部分の、「2011年の東日本大震災はスーパームーンの8日後に発生し」というのは、明らかに謝った情報をどこからか拾ってきたようだ。


東北地方太平洋沖地震の8日前の03/13は満月・新月ではなかった。

この時には6日前に新月で、いわゆる「マイクロムーン」となっていた。

そして、8日後には月が特別に地球に接近する「エクストリーム・スーパームーン」となっていた。


以下に、その前後に起きていた地震・噴火を示す。


凡例:【M】マイクロムーン、【S】スーパームーン、【ES】エクストリームスーパームーン、【日】日食、【月】月食、【+1】1日後


【M】2011/03/05 05:46:新月

【+1】2011/03/06 21:31:ペルー、M6.3、深さ118km

【+1】2011/03/06 23:32:サンドウィッチ諸島、M6.5、深さ88km

【+2】2011/03/07 09:09:ソロモン諸島、M6.3、深さ22km

【+4】2011/03/09 11:45:三陸沖、M7.3、最大震度5弱、津波60cm。

【+6/-9】2011/03/11 14:46:東北地方太平洋沖地震、M9.0、最大震度7、犠牲者・行方不明者約2万2000人

【ES】2011/03/20 03:10:満月

【+1】2011/03/21:アイスランド・エイヤフィヤトラヨークトル大規模噴火

【+4】2011/03/24 ミャンマー、M6.8


■2014年の地震

次の「2014年7月12日に発生した大きな地震」については、たしかにスーパームーン新月で、且つ皆既日食でもあった。

そして、その日に福島県沖でM7.0の地震が起きた他、下記のような地震があった。


◎2014/07~10:4連続+日食・月食

【-5】2014/07/07:メキシコ、M6.9

【日】【S】2014/07/12 新月・皆既日食

【0】2014/07/12:福島県沖、M7.0、最大震度4。

【+1】2014/07/13:フィリピン・ブルサン山噴火。


■テレビで紹介された

スーパームーンで思い出すのは、9年前に始まった『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系列)で、放送開始の日に私が実名で紹介されたことだ。


2015/09/28に、フリーアナウンサーだった羽鳥慎一氏を総合司会に起用し、『羽鳥慎一モーニングショー』(月~金、08:00~09:55)が始まった。


その放映初日の前日に、突然テレ朝から電話がかかってきた。

明日の新番組で、私のスーパームーンと地震の関係の研究を紹介したいという。


私は当日はSEとして働いていて、自分は番組を見ることができなかった。

だが、サルちゃんのタイ友が番組を見ていて、「旦那じゃないの?」と知らせてくれた。

下記の写真は、番組を見たFacebook友が送ってくれたもの。



その放映初日が、ちょうど「満月+スーパームーン+皆既月食」ということで、地震との関係が世間で騒がれていた時だった。


この時は、大々的に紹介された割にはその後に大きな地震はなくM5クラス止まりで、むしろその前の新月が日食(マイクロムーン)で、その前後に世界で大き目の地震が続いた。


【-1】2015/09/12 05:49:東京湾、M5.2、最大震度5弱

【-1】2015/09/12 22:38:浦河沖、M5.4、最大震度4

【日】【M】2015/09/13 15:41:部分日食・新月

【0】2015/09/13 17:14:メキシコ、北部沖、M6.7、深さ10km

【+2】2015/09/15 09:43:阿蘇山中岳噴火

【+3】2015/09/17 07:54:チリ中部(イヤペル地震)、M8.3、深さ22km、津波4.9m、犠牲者5名。

【-7】2015/09/21 14:39:チリ、M6.6、深さ30km

【-4】2015/09/25 00:53:インドネシア、M6.6、深さ18km

【-2】2015/09/26 11:51:チリ中部、M6.3、深さ46km

【月】【S】2015/09/28 11:48:満月・皆既月食

【+1】2015/09/29 17:46:三陸沖、M5.2、最大震度1、深さ9km


■前回のスーパームーンで

参考までに、今年の前回のスーパームーンの前後に起きていた地震・噴火の例を紹介する。


【-4】2024/08/16 08:35:台湾花蓮沖、M6.1、最大震度1

【-2】2024/08/18 18:04:カムチャツカ半島南部東沖、M7.0、深さ29km

【-2】2024/08/18(地震直後):カムチャツカ半島中部・シベルチ山噴火、噴煙高さ8000m

【-2】2024/08/18(地震直後):千島列島パラムシル島・エベコ火山噴火

【-1】2024/08/19 00:50:茨城県北部、M5.1、最大震度5弱

【S】2024/08/20 03:26:満月

【+1】2024/08/21 14:57:桜島・南岳山頂火口で噴火、噴煙高さ2700m

【+2】2024/08/22:アイスランド・レイキャネス半島で噴火

【+5】2024/08/25 05:00前:諏訪之瀬島で噴火、噴煙高さ2300m


■データ解析で再確認

実は今日も、満月、新月、スーパームーン、マイクロムーン、日食、月食と大地震の関係について研究を行っていた。

過去の日本で起きたM7.0以上のデータを様々な角度から集計してみたところ、やはりスーパームーン前後には偶然では起こり得ない確率で大地震が多く起きていた。


この研究結果は、近くnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチ』で紹介することにしたい。


ただ、チラッとだけ書いておくと、深発地震を除いたM7クラス以上の地震データを用いたところ、最も顕著な結果が出た。


満月期に起きた地震の約62%が、スーパームーン期間だった。

新月期に起きた地震の約64%が、スーパームーン期間だった。


つまり、満月・新月のそれぞれの前後に起きていたM7クラス以上地震のうち、約3回に2回がスーパームーンだったことになる。

もう、AIさんに有無を言わせぬ結果になっているだろう。


今日は諏訪之瀬島で噴煙高さが1000mに上る噴火が起きたが、たとえ今日中に大きな地震が起きなくても、来週後半あたりまでは、地震・噴火に注意が必要となる。



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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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