■東海道南方沖
地震の詳細は以下の通り。
だが、小平市は震度がついていない。
ここ小平市から震源までは423kmの距離だった。
東北沖だと宮城県沖あたりと同じくらいの距離。
■最近の深発地震
この震源域でM5.0以上の地震は、1919年以降に68回起きていて、大半は深発地震だった。
今年に入って、「異常震域」を伴う深発地震は、下記の2件起きていた。
まず、05/30のM5.5では、予測の円内では該当する地震は起きなかったが、円から少し外れた能登半島沖でM5~M6クラスの地震が2回起きていた。
次の08/10のM6.7では、9日後に円内の茨城県北部でM5.1・最大震度5弱の地震が起きた。
■今回の地震予測
昨夜は「異常震域」ありの深発地震ということで、早速地震予測を行ってみた。
まだ気象庁の震度データベースに収められていないため、予測円などは正確なものではなく、あくまでも参考までに。
この円を描いて気づいたのは、リシルさんが予測している「三陸」が含まれること。
そして、今日になって三陸沖でM4.6とM4.7、福島県沖でM4.5の地震が続いたが、規模がM5クラス未満なので範囲外とする。
以前に何度も書いているので繰り返さないが、元日の能登半島沖地震の前には2ヶ月弱の間で4回ほど円の範囲内または範囲ギリギリのところで異常震域を伴う地震が起きていた。
現在の方法論が完全とは思わないが、全く無駄なことをやっているとは言えなさそうだ。
■南海トラフ巨大地震との関係?
次に、これを書いておかないと許されそうにないので…。
昨夜のInstagramサブアカで、下記の通り追記しておいた。
これまでの私の長年の研究の結果では、「黒潮大蛇行の発生中は南海トラフ巨大地震を含めて大規模な地震は起きない」としている。
だが、昨日のような深発地震は例外的に、黒潮大蛇行の有無にかかわらず、いつでも起こり得る。
それは、大蛇行の渦による潮位の影響が、深い地中には達しないためと考えられる。
このあたりのことは、あまりパクられたくないとか、note定期購読マガジンの読者だけに限定でという気持ちがあったりで、それ以外の場所で公開しているとは限らない。
2年前の2022年7月に発行のnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチマガジン』では、「黒潮大蛇行と南海トラフ巨大地震発生の相関性が明らかになった~数万人が亡くなる前に」と題して、黒潮大蛇行と周辺の大地震の関係を明らかにしている。
昨年7月に発行のnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチマガジン』でも、最新の研究結果を発表しているが、「読者だけに秘密で」としたように、単独では販売していない。
このあたりも含めて、書籍としてまとめて世に問わなければならないと感じている。
もちろん、巨大地震が発生する前に。