このところの日本周辺の海面水温が高めだと思って観察していたら、やはり秋からラニーニャ現象の発生確率が高くなったということで、そうなると大地震発生の可能性も高くなり要注意となる。
■日本周辺の海面水温
この1週間ほど風邪で咳や頭痛の症状があり、ずっと寝ていて時々ブログ記事を書いていたが、まだ完全に治っていないものの、今日はやっと起きてPCの前に座れるようになった。
ブログは書けなくても、タブレットでInstagramの投稿は(サブアカウント @noya_momose の方)寝ていてもできるため、いろいろ投稿してきた。
昨日は、日本周辺の海面水温に関して、下記の投稿をしていた。
earthサイトの最新の大平洋の海面水温の図を見ると、下記の通りとなっている。
(2024/09/22 21:00時点の最新データ)
図の下に海水温のスケールを示したが、黄色部分は非常に高温であることがわかる。
緑色の○印が今日の鳥島近海M5.9の地震の震源で、これについては今日の2本目の記事で詳しく紹介する。
■1ヶ月前の海面水温
比較対象として、1ヶ月前の海面水温を示す。
このように、今朝の地震の震源あたりは、より高温になっていたことがわかる。
長年の研究によって、このように海面水温と海溝型地震の発生には密接な関係がある。
ところが、先を行きすぎているのか、またはとんでもなく横道に逸れているのか、同様のことを着目している人は非常に少ない(いない?)。
■ラニーニャ発生か
まず、「エルニーニョ現象」とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、その状態が1年程度続く現象のこと。
逆に、該当の監視対象海域の海面水温が平年よりも低くなる現象を「ラニーニャ現象」という。
前述のように、日本周辺の海面水温が高くなっているのは、すでにラニーニャ現象の兆候が見られるということだろう。
気象庁は正式には発表していないが、まもなく発表されると思われる。
■大地震発生の可能性
これまでの私の研究では、エルニーニョ期や平常期よりも、ラニーニャ期の発生中が、日本周辺の大地震発生が多くなる。
このあたりは、M6.0以上よりも、M7.0以上、それよりもM7.8以上と、規模を絞り込むほど、顕著な傾向となる。
このあたりのことは、9月中に発行するnote定期購読マガジン『夢求三昧マガジン』の方で過去データと共に詳しく解説することにしたい。
※私の地震前兆研究の集大成。
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