福井県の海水浴場で2年前からイルカが人を噛んだりする被害事例が多発しているが、これらの発生が満月・新月などの月齢と同期しているのか、または地震前兆の可能性があるのか、調べてみた。
■イルカ被害
まず、一昨日08/03の福井県敦賀市、手の浦海水浴場では、10歳の男子が野生のイルカに手を噛まれ指を縫う大けがをした。
また、昨日08/04は同海水浴場で、60代の男性がイルカに手を噛まれ、けがをする事例があった。
■月齢との関係
過去の事例を遡ると、2年前の夏から福井県の海水浴場で同様の事例が起きていて、その数は私が調べただけでも10件にのぼる。
そのうち、満月か新月の3日前後に起きていたケースは、以下の通り。
満月±3: 2件
新月±3: 4件
計6件で、偶然による期待値より多少多く、あまり顕著ではない。
また、満月か新月の当日に起きた事例に絞ると3件あり、全体の30%となる。
偶然による確率では7%で、それより4倍ほど多くなる。
また、10件のうち4件がスーパームーン(S)/マイクロムーン(M)満月/新月の前後に起きていて、これも何かしら月の引力との関係がある可能性を考えたくなる。
■地震前兆の可能性
次に、これら10件のイルカ被害事例が地震前兆現象だったかどうかを調べてみた。
下記の表の月齢と日数(±)はイルカ出現時のもの。
イルカ出現後に発生した地震は、同日から3週間後まであり、地震の規模はM3~M4クラスとなっている。
地震発生前の日数(遅延)に対して地震の規模が小さく、適当かどうか疑問に思うものもあるが、今後同様の事例が増えるにつれて見直すことにしたい。
7月下旬以降の4件は対応する地震が起きていないと思ったら、無感地震が起きていた。
これで決定とは限らず、今後対応する地震が起きる可能性もある。
※地震前兆現象の探求/研究には必読書。
古書がだいぶ高くなってきたが、メルカリでこれ以下のものは1冊だけあった。