いま日本の南方から北上している台風3つのうち、特に7号は関東の方へ進んでいて、もしこれが不審な進路を取って進んできた場合、自説では地震の震源となる地点を迂回することになるので、検討してみる。
■地震の震源を迂回する
「台風が将来の地震の震源を避けて進む」
そんな突拍子もない事実に気が付いたのは、10年前の2014年のことだったと思う。
2014年台風18号が、南太平洋から北上してきてグアム島の北東沖を進んでいた時だった。
2014/09/30 09:00JSTに、それまで北西に進んでいた台風18号が、21時間ほどの間、ある地点を「迂回」するかのように進んで行ったのだ。
そして、21時間後に、元の進路に戻って西方へと進んで行った。
それから6日後の2014/10/06 23:04に、ちょうど進路を急に北へ変更した、その延長線上で、M5.9の地震が起きた。
■「たまたま」ではない
これは「たまたま」そうなったのだろうかと、類似の事例を探してみた。
すると、どんどん見つかった。
たとえば、10年前の2014年台風19号の時のもの。
台風は九州に上陸して、四国→近畿と進み、1ヶ月後に起きる「長野県北部の地震(長野県神城断層地震、2014/11/22 22:08、M6.7、最大震度6弱)の震源を避けるかのように、北東へ進んで行った。
■南海トラフ
では、今回はどうか?
下記の図は今日08/14 15:00時点の3本の台風の予想進路。
7号は、現時点では不審な動きを見せていないが、関東に近づくにつれて、どこかを迂回するようであれば、要注意となる。
当初の7号の予測進路では、もっと西の東海あたりに向かっていて、その通りに進めばどうなるかわからないと思っていた。
今後日本から離れて行けば、どんなに怪しい動きをして実際に地震が起きても、日本には影響がないことになる。