今日08/04午後にイタリア・シチリア島のエトナ火山が噴火を起こし、噴煙の高さが10000mを超えるという大規模噴火となったが、3.11の前にも噴火していて世界的な大地震・噴火ラッシュとなったように、今回も日本は他人事ではいられない。
■エトナ火山
今日2024/08/04 昼過ぎ(JST)に、イタリア・シチリア島の東部にあるエトナ火山が噴火を起こした。
エトナ火山は、上記マップにあるように、イタリアを長靴に例えると、つま先の踵のあたりの▲マークが付いた位置にある。
下記の写真の通り、噴煙を上げて噴火が続いている。
■世界規模で要注意
エトナ火山は標高3,326mで、ヨーロッパ有数の活火山として恐れられる。
一般に大規模な火山噴火は大地震よりも影響範囲が広いと考えておく必要がある。
たとえば昨年2023/12/19にアイスランド・レイキャネス半島で大噴火が起きた後で、何が起きたか?
同日に中国・甘粛省でM6.2と規模は小さめだが、犠牲者110人以上の被害地震だった。
そして13日後の2024/01/01に、犠牲者が299人と甚大な被害が出た能登半島地震が起きた。
このように、遠地の大規模火山噴火を、決して「他人事」と考えてはいけない。
■「他人事」ではない
たとえば、常時更新している私の有料noteマガジン『大地震・火山噴火と満月・新月・スーパームーン・日食・月食の関係~データ多数あり』を見てみる。
以下に、重要部分だけをピックアップする。
2011/01/12~:イタリア・ストロンボリ火山噴火
2011/01/12~:イタリア・エトナ火山噴火
2011/01/13:ロイヤルティ諸島、M7.0
201/01/14 01:16:ニューカレドニア、M7.0、深さ9km
2011/01/19 06:23:パキスタン南西部、M7.2、深さ68km
2011/02/01:霧島・新燃岳爆発的噴火、VEI3
2011/02/21:フィリピン・ブルサン山噴火、噴煙2千m以上。2011/02/22 08:51:ニュージーランド南島北部(カンタベリー地震)、M6.1、深さ6km、犠牲者・行方不明者181人
2011/03/09 11:45:三陸沖、M7.3、最大震度5弱、津波60cm。
2011/03/11 14:46:東北地方太平洋沖地震、M9.0、震度7、大津波、犠牲者・行方不明者約2万2000人
特に、このように各地で大規模な火山噴火が続いた際には、たとえ専門知識は無くても、「何か尋常ではないことが起きている…」と身構える必要がある。