昨日07/04朝に横須賀市で「異臭」騒動が起きたが、4年前にも同様の事例があり、その後に東京湾沿いで被害地震が起きていたので、今度も地震に注意が必要となる。
■「異臭」騒動
昨日07/04朝、神奈川県横須賀市で、「異臭がする」といった通報が消防署に相次いだ。
近隣の住民は異臭について「硫黄みたいな…硫黄というかガス?ガスをひねった時のような臭い」と話していた。
神奈川県温泉地学研究所は「地震の前兆として、異臭が発生するという科学的根拠はありません」と語る。
科学的根拠がないというのは、現時点では自然科学の定説で説明できないということだろう。
今後そのような「科学的根拠」が生まれることまでは、否定できない。
実際、下記のInstagram投稿で書いたように、大地震の前に「異臭」が報告される事例は、非常に多い。
件の専門家は、そのことをご存じないのだろうか。
■異臭→地震ケース
また、近年の日本の事象だけを取っても、異臭がその後に発生した地震と関係があるのではないかと思わせる事例は多い。
以下にその例を示す。
・【月-2】2020/06/04 20:00頃~:横須賀市など東京湾周辺
→【S+1】2021/10/07 22:41:千葉県北西部、M5.9、最大震度5強、深さ75km、横須賀から53km前後、負傷者49人
・【日-1】2023/04/19~:大分市
→【M新+4】2023/07/22 21:14:日向灘、M5.0、最大震度4、深さ37km、大分市から82km
→【日S+8/近-3】2024/04/17 23:14:豊後水道、M6.6、最大震度6弱、深さ39km、大分市から72km前後
・【日+1】2023/04/21~:浦安市・江戸川区
→【月+5/近+0】2023/05/11 04:16:千葉県南部、M5.2、最大震度5強、深さ40km
→2024/03/02 01:49:千葉県南部、M5.0、最大震度4、深さ26km
他にも多くの事例があるが、近日中にnoteマガジンの方でまとめて公開することにしたい。
■異臭の「新月トリガー」
上記の事例以外を含めても、全般的にいえることは、「異臭」騒動が起きる日は、月齢と相関関係があるということ。
その多くは、満月・新月の前後で、特に新月前後が非常に多い。
上記に挙げた事例はすべて日食・月食といった特別な月齢の日に起きていたが、そのようなケースを懇意的に選んだわけではない。
このあたりは、2023/05/09発売の『週刊アサヒ芸能』2023年5/18号で私が取材された際にも語っている。
『異臭騒動と地震はともに「新月前後に起きていた」大分・浦安・江戸川に漂った異臭は大地震の前兆か』と題した記事で、半ページほどのコラムに掲載された。
まだAmazonで新品が購入できるようだ。
月齢と同期するということは、何らかの地殻変動と関係がある可能性がある。
今日は余裕がなくなったが、これまで異臭騒動が起きた地域は、「南関東ガス田」と重なる場合が多く見られる。
3年前の千葉県北西部地震の例もあるので、今後ほかの地域で異臭の報告が出ないか、そして直近で関東で大きな地震が続かないかを注視したい。