元日の能登半島地震から昨日で半年経ったが、あの時は事前に様々な形で前兆があり、また「予測」していた人々がいたことを、今後の大地震の防災のためにもなるということで、振り返ってみたい。
■能登半島の地震
普通、大晦日や元日には、大きな地震が起きない「ことになっている」
たとえば、2022/12/31~2023/01/01の2日間には、M4.0以上の地震は1回だけだった。
2022/12/31/ 01:44:父島近海、M4.4、最大震度1、深さ51km
その1年前も、以下の通り。
2021/12/31 14:52:石川県能登地方、M4.3、最大震度3、深さ14km
2022/01/01 16:02:宮古島近海、M4.0、最大震度2、深さ28km
ここで、2年前の大晦日にも、能登半島で地震が起きていた。
2023年の1年間だけでも、石川県能登地方ではM4.0以上の地震が10回起きていた。
2020年までは、M4クラス以上の地震は殆ど起きていなかった。
それが、2021年からは年に10回前後起きるようになった。
地元の人々ならば、「これは何かある」と思わなければならない。
ところが、西日本の人たちは、楽観的すぎというか正常性バイアスというか、そういうことを考えてくれない。
■元日の大地震
閑話休題。
あの元日に、私は近所の産土神社である「武蔵野神社」に家族でお参りして、帰宅した直後のことだった。
TVの緊急地震速報で、前震である16:06のM5.5の地震を知った。
2024/01/01 16:06:石川県能登地方、M5.5、最大震度5強、深さ12km
そして4分後の地震では、ここ小平市も震度2の揺れに襲われた。
2024/01/01 16:10:石川県能登地方、M7.6、最大震度7、深さ16km。犠牲者282人
『私が見た未来』や『神々からのメッセージ2』を知っている我々には、元日に大地震が起きることが「たまたま」とは思えない。
しかも、今のこれだけの自民党の腐敗など、社会が乱れ切っている今ならば、尚更に。
ああ、これはまだ「始まり」かなと思えてくる。
■太陽フレア
以降で見て行くように、大地震の前には様々な予兆的な事象があった。
まず、太陽フレア。
【近】2023/12/17 03:54:近地点
2023/12/28 18:15:M1.1、CME
【-2】2023/12/28 18:15:択捉島南東沖、M6.6
【満】2023/12/30 05:02
2023/12/31 01:24JST:M1.4、CME
2024/01/01 06:36JST:X5.0、CME
【+5】2024/01/01 16:10:能登半島地震(能登半島北部)、M7.6、最大震度7、犠牲者168人
【遠】2024/01/02 00:29:遠地点
「近地点→遠地点」というウエーブの中で、遠地点の直前に起きた地震だった。
■天体配置
■アイスランドから始まる
次に、半月ほど前から起きていた月齢・太陽活動と地震・噴火を並べてみる。
【新】2023/12/13 08:32
【X2.8】2023/12/14 20:00
【近】2023/12/17 03:54:近地点 367899km
【+6】2023/12/19 07:17:アイスランド・レイキャネス半島で噴火
【+6】2023/12/19 09:59:中国・甘粛省、M6.2、犠牲者110人以上
【+1】2023/12/28 18:15:択捉島南東沖、M6.6、最大震度3
【満】2023/12/30 05:02
【太】2024/01/01 06:36:X5.0+CME
【+5】2024/01/01 16:10:能登半島地震、M7.6、最大震度7、犠牲者168人
犠牲者が出る被害地震・噴火が続いた。
やはり、そのような星回り+太陽活動だったということだ。
2023/12/21のブログ記事で、こう書いていた。
「過去のX2.8クラスのフレアの後では、2週間ほどは大きな地震・噴火が起きた例が多く、年内くらいは注意が必要だ。」
■秋田内陸からの連鎖
また、能登半島地震の2日前には、秋田県内陸で地震が起きた。
2023/12/30 08:45:秋田県沿岸北部、M3.2、最大震度1、深さ10km
この日のInstagramサブアカとブログ記事で、注意喚起していた。
「M3クラスの取るに足らない規模の地震だが、滅多に地震が起きない震源域では、得てしてその後に大きな地震が続くこともある。」
そして、実際に大地震が続いた過去事例を示しておいた。
■リシルさん
リシルさんは、2023/12/11 08:13の「震度4」と題したブログ記事で、1行だけ書いていた。
東北方面揺れそう!
東京から「東北」という方角は多少逸れたが、震度4以上の地震が起きた。
3週間弱ほど前から「体感」プラス「霊感」で地震を予測することは、リシルさんには普通のことだろう。
リシルさんも明菜さんも、会ったことはないが声と顔は知っている。
書いているものを読めば大体想像がつくと思うが、姉御肌の人。
ブログに入れなくなり、緊急時は私に知らせてくれることになっている。
■「異常震域」
そして極めつけは、「異常震域」を伴う深発地震の連続だった。
1週間前から「異常震域」を伴う地震が3回も続くのは、異例のことだった。
2023/12/25 13:49:三重県南東沖、M4.8、最大震度1、深さ340km
2023/12/26 15:30:鳥島近海、M5.2、最大震度1、深さ455km
2023/12/26 18:15:択捉島南東沖、M6.6、最大震度3、深さ30km
この3件の地震による予測では、1件は円から多少逸れたが、ほぼM7クラスの地震の震源を推定していた。
もっとも、予測通りにM7クラスの地震が起きることは稀であり、通常は2週間以内にM5クラスの地震が起きる程度で終わることが多い。
このようにまとめて見て行くと、やはり大地震はある日突然に起きるのではなく、ある程度は「起きますよ」とまで言わないまでも、それなりの前触れは示してくれることが多いということだ。
※阪神・淡路大震災の前兆の可能性がある事象を1500件以上集めた本。このような類書は皆無に近いが、「生物」なため、前兆かどうかの判断は読者に委ねられる。
【Amazon】『前兆証言1519: 阪神淡路大震』※画像クリックで動画を再生。