【地震前兆】アジサイと火山帯~世界の分布が「リングオブファイア」と被っていた~花色が火山地帯の日本と欧米では異なるわけ

2024/06/14

火山噴火 地震

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今日はアジサイの世界分布を調べていたところ、「火山列島に自生」の下りを見て驚いた。紫陽花は火山・地震大国日本の象徴のような花だったのだ。

■アジサイと火山帯

今日、Wikipediaのアジサイの項で「日本と火山列島に自生し」とあり、しばらく開いた口が閉まらす。

世界の分布を調べると、また口が開いて、頭の中でオフコースの「言葉にできない」が流れた。
正にリングオブファイアだ。


紫陽花は原種であるガクアジサイが世界に広まって、その後に西洋アジサイ(ハイドランジア)などの品種が逆輸入されるようになった。

下記の写真は、今朝うちのすぐ近くの小平グリーンロード沿いのガクアジサイを撮影したもの。


■アジサイと火山帯

読者の方々の多くは、「なぜこのInstagram投稿を探求三昧ブログのネタにするのか?」と思われたでしょう。

その後のアジサイの分布のマップを見ると、すぐに気が付く。


「リングオブファイアだ!」と。


日本原産のガクアジサイがヨーロッパに渡って品種改良されたのが、西洋アジサイだった。
英語では「ハイドランジア(hydrangea)」と呼ばれる。

そして現在は200種以上の品種があり、ハイドランジアは逆輸入されて、日本で親しまれている。

ドイツ人の医師・博物学者だったフィリップ・フランツ・バルタザール・フォン・シーボルトは、19世紀の日本を訪れて、帰国時にホンアジサイを持ち帰った。
それが品種改良され、西洋アジサイ(ハイドランジア)となった。

それがまた、環太平洋にも広まったのだろう。

■花色の違い

紫陽花の花色は、土壌のPHに左右される。
火山地帯の日本では酸性が強く、青から紫が多くなる。
欧州では、アルカリ性の土壌のために赤系が多いという。


うちの近所の小平グリーンロード(多摩湖自転車道)は、さすがに都立公園が管理して様々な植物を植栽・管理しているだけあって、アジサイだけでも様々な花色が見られる。

ピンク色のものも、結構ある。


アジサイは火山・地震大国日本の象徴だという話でした。


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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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