今日06/22未明に島根県東部でM3.3・最大震度1の地震があったが、6月に入って震源のごく近場の江津市で2回もリュウグウノツカイが出現していたため、地震前兆だった可能性を検討する。
■島根県東部
まず、地震の詳細は以下の通り。
2024/06/22 02:33:島根県東部、M3.3、最大震度1、深さ10km
■06/03:定置網
2024/06/03:島根県江津市(ごうつし)の定置網にリュウグウノツカイがかかった。
同日09:30頃に、定置網の漁船が江津港に帰港した際に、生きたままの個体の水揚げが発見された。
この個体は、水深45mの場所に仕掛けた定置網にかかっていたもので、全長1.6mの子供と見られる。
下記のYouTubeで、生きた状態の個体の動画が見られる。
その後、捕獲された当日中に絶命したという。
■06/15:江の川河口
次の出没事例は、それから12日後のことで、同じ江津市だった。
2024/06/15 11:00頃、江津市の江の川河口で、リュウグウノツカイが生きた状態で捕獲された。
江の川河口で釣りをしていた人が、泳いでいるリュウグウノツカイを発見した。
12:00頃、通報を知って島根県立しまね海洋館アクアスのスタッフらが駆けつけ、捕獲した。
体長は約170cm前後で、ほぼ完全に近い状態の個体だった。
捕獲された後で島根県立しまね海洋館アクアスに移送された後も生きていて泳いでいた。
しまね海洋館アクアス 獣医師 田中議顕氏は、こう語る。
「もともと深海魚であることと日本海には生息していないものなので、日本海まで来ているというのはすでに弱っている。展示までもっていけないのは残念だなというところでした」
■地震前兆か
そして今日、前述の島根県東部M3.3の地震が発生した。
リュウグウノツカイ捕獲地点と地震の震源を下記マップで示す。
また、出現から地震発生までの日数と距離なども記している。
それぞれ、19日後に約120kmの距離と、7日後に約106kmの距離で地震が発生した。
以上を考慮すると、地震の規模は小さいが、リュウグウノツカイが2回、震源の近場に出現したという稀な条件であることも考えあわせると、地震前兆現象だった可能性は検討に値するだろう。
ただし、これで終わりだろうかという疑問も残り、西日本ではタケ類の開花などの地震前兆の可能性がある事象も見られる。
たとえば可能性として、近く能登半島で大き目の地震があるとすれば、より納得するだろうが、あまり積極的に考えたくないことではある。
※私がnoteで発行している『地震前兆百科~サバイバルのための必須知識』、現在17本のノートを収めているが、下書きで保存している「リュウグウノツカイ」も、近く発行して加えることにしたい。
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