今朝まで頭痛でダウンしていて昨日はブログを書けなかったが、おととい夜の山川(鹿児島県)のイオノグラムで地震がありそうな波形だったが、翌日になっても地震が起きないと思ったら韓国でM4.3の地震が起きた。
韓国と日本の地震発生数の違いを知ると、誰もが韓国へ移住したくなるかもしれないということをデータで示す。
■イオノグラム
まず、一昨日夜06/11 18:15のイオノグラムは下記の通り。
青字で追記したように、左下の山川(鹿児島県)のデータは、すぐにでも地震が起きそうな波形だった。
だが翌朝になっても地震が起きず、おかしいと思ってUSGSの世界の地震マップを見ると、起きていた。
翌日、日本時間で06/12 07:26に、韓国西部沿岸でM4.3の地震が。
イオノグラムの山川観測点から韓国西部の震源までの距離は、沖縄本島までの距離と同じくらいだった。
■韓国の地震の少なさ
下記の韓半島のマップは、1900年以降の約124年間で起きたM4.0以上の地震の震源を示す。
このように、15回しか起きていなかった。
気象庁の「震度データベース検索」で、過去の日本の地震を同じ条件で検索すると、超大変なことになる。
震度データベース検索では、結果が最高千件以上になる条件では検索できない。
すぐに「上限を超えました」となる。
そこで、ちびちびと区切って、検索してみた。
50年ほど検索してみて、時間がかかりすぎて、最後まで検索するのは諦めた。
そしてトータルを集計してみた。
1919~1920: 173回
1921~1925: 985回
1926~1929: 736回
1930~1932: 742回
1933~1936: 869回
1937~1939: 991回
1940~1943: 954回
1944~1947: 963回
1948~1951: 826回
1952~1955: 827回
1956~1960: 885回
1961~1963: 799回
1964~1965: 646回
1966~1967: 770回
1968~1968: 748回
1969~1969: 360回
1919~1969年: 約50年間で 12774件
1990年から現在までの地震数は、単純化して2倍にすると、約25000件くらい。
実際は、東日本大震災などの大地震が何度も起きていたので、より多くなっているだろう。
対して韓国は、M4.0以上の地震が100年間で15件。
ガクッと来るほどの違いがある。
日本は韓国よりも、このクラスの地震が1600倍ほど地震が多いことになる。
思わず、韓国に移住したくなってくる。
もっとも、私にとってより現実的なのは、サルちゃん(タイ人の妻)の国へ移住することだろう。
原発事故や3.11クラスの大参事でも起きれば、実際そうなるかもしれない。
タイのサムットプラカーン県の実家では、生まれてから地震で揺れた経験がないと言っている。
■M6.3以上の地震
仮に、震度データベース検索で、より規模を上げてM6.3以上の条件にすると、この105年間ほどで起きた地震が1回で検索できる。
下記の図のように、988回と出た。
平均して1年間に約9~10回の地震が起きていたことになる。
これに対して、韓国ではM6クラス以上の地震は0回。
過去に遡っても、1681/06/26に韓国東海外でM7.5の襄陽地震が起きていたくらいだ。
この時には、数万人の犠牲者が出たといわれる。
この記事で何が言いたいかというと、日本に住んでいる以上、M6クラスの地震で埋め尽くされているわけで、どこに住んでもあまり変わらないということ。
「自分は絶対大丈夫」などといった、幼児的な正常バイアスは捨てて、自分が住む地域でも大きな地震はいつ起きても不思議ではないと思い、防災意識を高めることが重要だろう。