西日本の各地で、120年に一度しか咲かないとされるクロチク(黒竹)の開花が相次いでいるが、過去には大阪府北部地震の直前や能登半島地震の前にも見られたので、西日本は大きな地震に注意を。
■倉敷市で開花
岡山県倉敷市粒江にある会社の敷地で、クロチク(黒竹)の花が開花した。
米穀卸売業のエイ・クリエイションの通りに面した壁沿いに、16株が植えられている。
それぞれ長さ2cmほどの花が枝いっぱいに付いている。
クロチクは竹の一種で、中国原産のイネ科の植物。
一般に、普通のタケ(竹)は、イネ目イネ科タケ亜科に分類される。
これに対して、クロチクはイネ科マダケ属の常緑タケ類に属する。
60~120年周期で開花するが、そのため人の一生で一度見ることが出来ればラッキーとなる。
ただし、これが大きな地震の前兆に繋がるとすれば、あまりラッキーとも言えなくなる。
下記の写真は、このエイ・クリエイションの壁沿いに植えられたクロチクをGoogleストリートビューで見つけたもの。
竹の一種にしては、かなり樹高が低い。
■大阪府の開花
他にも、その1ヶ月前の4月末には、大阪府でも開花があった。
2024/04/30:大阪府和泉市久保惣記念美術館、庭園でクロチク開花
他にも、最近は愛媛県や神奈川県でも開花例がある。
過去のクロチク開花の事例を探してみると、そのほとんどが関東以西の西日本となっている。
今まで探したうちでは、1例だけ岩手県の事例があったくらい。
■クロチク開花事例
現在まだ調査中だが、以前から知っていてブログに書いていた事例では、2018年の大阪府北部地震の直前の有名なケースがある。
2018/05/28:大阪市北区・うめきたUMEDAガーデンで開花。
→【21日後】2018/06/18 07:58:大阪府北部地震、M6.1、最大震度6強、犠牲者6人
もう1件、大きな被害地震に結び付いた事例を挙げる。
2023/11/30:淡路島・兵庫県立淡路夢舞台公苑温室「あわじグリーン館」で開花。
→【32日後】2024/01/01 16:10:能登半島地震、M7.6、最大震度7
他にも、タケ、ハチク、カンノンチクなども含めると、非常に多くのデータを収集している。
これらは、一通り集めた後で、noteマガジンで紹介することにしたい。
■なぜ植物?
いつも書いているように、なぜ植物の開花などが地震前兆となるのかについては、それなりの答えを持っている。
地震の発生前にみられる地下の岩石破壊に伴い、地電流が発生する。
この地電流が植物の育成に影響を与えて、刺激を受けることによって花が開花したりする。
昨夜は深夜に「目覚め体感」で起こされて睡眠不足で、今日はこの1本で終わりにする。
ついでに、うちの植物の開花前兆の可能性があるものは以下の通り。
◎シロバナネムノキ
・2024/06/06 17:00:3輪開花
◎ヒネム
・2024/06/06 17:00:2号x輪、3号x輪開花
※まだ咲きそうなので後で数える。
短期的には、今日の新月から今週末は地震に注意を。
※カンノンチクなども20~60年の周期で開花するようだ。
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