06/08の記事で、この日の午後に自宅付近で「地震雲かもしれない筋雲を観測し撮影し、能登半島方面で地震を予測したが、今朝これが対応する可能性がある地震が発生した。
■地震雲
下記の3日前の記事で、自宅付近で「地震雲」と呼ばれる筋雲を観測して、写真を載せておいた。
2024/06/08 13:14:小平市の自宅付近の多摩湖自転車道で、東南東方面に、南東→北西に傾斜する筋雲を観測。
これが地震雲だとすれば、下記マップで示す方角で地震が発生する可能性があると書いておいた。
この線を延長したあたりの、能登半島から佐渡あたりで地震が起きる可能性を示唆しておいた。
■想定した方角だった
そして今日、予測した方角に近い震源で、下記の地震が発生した。
2024/06/11 05:12:能登半島沖、M3.4、最大震度1、深さ10km
地震の規模は小さかったが、3日前の記事で書いたように、雲の観測から1~3日後に地震が起きることが多い。
このような方法論は長年の紆余曲折の果てのものだが、このような予測は頻繁に行えるものではない。
というのも、1日中屋内で仕事をしていて、雲を観測する余裕があまりない。
この日はたまたま家族と外出して、多摩湖自転車道を歩いていて発見したものだった。
地震前兆研究家を名乗っていても、「地震雲」の研究はそれ専門に従事するくらいの時間と労力が必要となるので、中々難しい。
今後はせめて娘の送り迎えの時くらいには空を見上げるようにしたい。
■昨年末の事例
もう一つ、昨年末の事例を紹介する。
2023/12/24の記事で紹介したものだが、何を間違えたか見当はずれの手法で予測していて、これが対応する地震だったというのは、間違いだった。
それで、やり直し的に検証してみたところ、納得する結果となった。
2023/12/23 16:19:西友花小金井店の前で、西方面に、南へ傾斜する筋雲を観測。
その3日後に、下記マップに記した地点で、下記の地震が発生した。
2023/12/26 16:30:鳥島近海、M5.2、最大震度1、深さ455km
ここまで検証するために、かなりの時間を要した。
このケースも、3日後に地震が発生した例だった。
■異常震域あり
ちなみに、上記の予測で発生した地震は、「異常震域」を伴う深発地震だった。
このため、下記の図のように地震を予測した。
このように、予測した円内のギリギリの範囲内で、能登半島地震が起きてしまった。
このように上手く行くことは少ないというか、そもそも必ず大きな地震が起きるというものではない。
■明菜さん
モグラの出現情報が異常に多く、日中にアスファルトの上を走っているといった異常な例もある。
北海道の牧場ではミミズが異常に多いという。
このような地下に生息する生物は、地震前兆に敏感であることが多い。
1995年の阪神・淡路大震災の前兆証言を集めた『前兆証言1519: 阪神淡路大震災』でも、ミミズなどの事例があった。
とにかく前兆事例を数多く知るだけ自分や家族が大地震から命が助かる可能性が出てくるかもしれない。
そのためにも、上記の本などは1500件以上もの前兆現象を収集した稀有な本で、まだ大型版の古書が手軽な価格で買えるうちに入手しないと、後で取り返しがつかない価格に高騰するかもしれない。
ただし、ここにある証言類は、研究者が批判的に取捨選択したものではなく、あくまでも「生もの」だという前提は忘れてはならない。
つまり、前兆現象の真偽の判断は読者に委ねられている。