今日は種子島南東沖でM4.7・最大震度1の地震が起きたが、ここはM6クラス以上は滅多に起きないところでも一度地震が起きると国内で大きな地震が続くことが非常に多く、注意が必要となることを過去データと共に示す。
■種子島南東沖
地震の詳細は以下の通り。
2024/05/06 15:26:種子島南東沖、M4.7、最大震度1、深さ10km
規模は4クラスだが最大震度1の取るに足らない地震だが、無視できないことがある。
この震源域でこのくらいの地震が起きると、その後に西日本あるいは北海道・東北を含めてM6~M7クラスの地震が起きることが非常に多いということ。
■大地震の連鎖
気象庁の震度データベース検索で、1919/01/01~2024/05/04の105年間で、種子島南東沖で起きたM4.5以上の地震は、80件あった。
この震源域で起きる地震は最大でもそれほど大きくなく、M6.0以上は6回だけとなっている。
だが、この80件のうち、1ヶ月以内に国内でM6.0以上の地震が起きた例が48件と、半数以上となっている。
■大地震の連鎖例
以下に、種子島南東沖でM4.5以上の地震が起きた後で1ヶ月以内に国内でM6.0以上の地震が起きた例の一部を示す。
1938/01/11 05:54:種子島南東沖、M5.7、最大震度3
1938/01/12 00:12:和歌山県南方沖、M6.8、最大震度5
1951/06/06 01:57:種子島南東沖、M6.5、最大震度3
1951/07/12 03:21:小笠原諸島西方沖、M7.2、歳3
1961/07/22 07:39:種子島南東沖、M5.2、最大震度1
1961/08/19 14:33:石川県加賀地方、M7.0、最大震度4
1979/09/14 23:50:種子島南東沖、M5.4、最大震度2
1979/10/17 14:43:マリアナ諸島、M7.4、最大震度1
1996/10/18 20:12:種子島南東沖、M4.6、最大震度1
1996/10/19 23:44:日向灘、M6.9、最大震度5弱
2000/06/15 20:10:種子島南東沖、M5.8、最大震度2
2000/07/01 16:01:新島・神津島近海、M6.5、歳6弱
2013/02/13 12:57:種子島南東沖、M5.1、最大震度2
2013/02/25 16:23:栃木県北部、M6.3、最大震度5強
2014/11/19 00:20:種子島南東沖、M4.7、最大震度2
2014/11/22 22:08:長野県神城断層地震、M6.7、最大震度6弱
ここで挙げた例のように、特にフィリピン海プレート周辺の西日本でM6クラス以上の地震が起きる例が多い。
4/17に近場の豊後水道でM6.6の地震が起きたばかりだけあって、まだ周辺で大きな地震が続くことを考慮すべきだろう。
■スーパームーン新月
今回は地震発生時の月齢や天体配置を調べる余裕がなかったが、今日の地震は05/08のスーパームーン新月の2日前に起きただけに、そのトリガー期間中に大きな地震が起きる可能性は高いだろう。
今後、スーパームーン新月の前後7日間で、来週半ばあたりまでは世界的に大きな地震に注意が必要となる。
今日は2日前になって、やはり環太平洋でM5クラスくらいの地震が増えてきたようだ。
ところが日本周辺は不気味に静穏化している。
今日はインドネシアでM6.2の地震が起きたが、そろそろ震源が北上を始めるかもしれない。
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