今日未明に東海道南方沖でM5.4の深発地震があり、ここ小平市も揺れたが、「異常震域」を伴う深発地震だったため、能登半島地震がそうだったように東北地方で大きな地震が起きる可能性がある。
■東海道南方沖
地震の詳細は以下の通り。
2024/05/30 02:15:東海道南方沖、M5.4、最大震度2、深さ390km
ここ小平市は震度が付かなかったが、実際は震度1~2くらいの揺れを感じた。
震源からは420kmほどの距離があり、震源からより近い東海・近畿地方は揺れずに、最遠で宮城県まで揺れた、いわゆる「異常震域」を伴う深発地震だった。
■「目覚め体感」
私はこの地震が起こる5分ほど前の02:10頃に目覚めていた。
そして、上記のように地震が起きた。
他の家族は、気づかずに寝ていた。
いわゆる「目覚め体感」と呼んでいる事象で、私が思いついた用語のため、Webで検索しても私のブログしか出てこない。
だが、先日Facebookの某地震関連グループで同様の経験をした人がいるかどうか尋ねると、予想に反して自分もあると答えた人々がいた。
もちろん、「P波」などの直前の揺れとは異なり、5分前とか1時間くらい前といった時点で目が覚める。
地震に結び付かないこともある。
■「異常震域の法則」
この地震では、近畿や東海では震度が付かず、関東以北の宮城県までが震度1~2の揺れとなった。
このため、「異常震域の法則」と呼んでいる方法論によって、以下の通り地震を予測する。
これまでの経験則により、2週間後までにM5.0以上、1ヶ月後までにM6.0以上、2ヵ月後までにM7.0以上の地震を予測する。
あくまでも過去データの解析によりたどり着いた方法論であり、もちろん必ずこの通りに地震が起きるとは限らない。
■能登半島地震の例
こういう予測をやっていて、本当に大きな地震が起きるのかと疑わしく思う人がいても無理もない。
特に大規模な地震が続く可能性があるのは、経験上は、このような異常震域を伴う深発地震が短期間に集中する時だ。
たとえば、昨年11月末~12月末の約1ヵ月ほどで、以下の4回の深発地震があった。
その後に、何が起きたか?
それは、その後に各図に書き込んだ通り。
半径300kmの範囲から多少外れるケースもあったが、予測範囲内の2024/01/01 16:10に、能登半島地震が起きた。
このような事例を積み重ねて行って、たとえば半径300kmの範囲を見直すなど、今後行う可能性もある。
■東日本は注意か
過去2回の異常震域を伴う深発地震では、6月下旬までに東日本で大きな地震を予測している。
そして今回も東日本ということで、この法則通りに地震が起きるならば、東日本は注意ということになる。
13年前にも、小笠原諸島西方沖でM6.3の異常震域を伴う深発地震が発生した。
そして、今ならばこう予測していただろうと図を描くと、それから2ヵ月以内に東北地方太平洋沖地震を含む下記の大地震が予測円内で起きた。
M7クラスが実際に起こる可能性は高くないものの、東日本は注意した方が良いだろう。
※画像クリックで動画を再生。買ったばかりのアクションカメラのお試しで撮った。