【地震情報】04/02 04:24:岩手県沿岸北部、M6.0、最大震度5弱~黒潮続流の北上との関係は?

2024/04/02

黒潮続流 地震速報

t f B! P L

 


04/02 04:24:岩手県沿岸北部、M6.0、最大震度5弱の地震があったが、タイから帰国した今日編集して投稿する。

■岩手県沿岸北部

地震の詳細は以下の通り。

2024/04/02 04:24:岩手県沿岸北部、M6.0、最大震度5弱、深さ71km


気象庁の震源域の分類では、岩手県沿岸北部・南部、内陸北部・南部の4区分があるが、1919年以降の気象庁の震度データベースでは、M6.0以上の地震は今回も含めて下記の通り7回しか起きていない。


■海洋現象の影響

これらの震源域の地震で、海洋現象と何らかの関係があるかどうかを調べてみた。
1919年以降の岩手県沿岸北部・南部のみに絞って、M5.5以上の地震を検索すると、今回の地震も含めて11件あった。

各地震発生中に起きていた海洋現象を集計すると、以下のようになる。
※カッコ内は偶然に起きる確率


エルニーニョ:03件(2.8件)
ラニーニャ :02件(3.1件)
黒潮大蛇行 :07件(4.0件)

これを見ると、エルニーニョ・ラニーニャ現象の発生中は平均値に近いが、黒潮大蛇行の発生中は、平均以上に起きていた。

問題は、現在発生中の黒潮続流の北上との関係があるかどうか。
タイ滞在中に、下記Instagram投稿で書いた通り、現在は「黒潮続流」が青森県沖あたりまで異常に北上していて、調べたところ、これが東日本沖の大地震の発生を「抑制」している可能性があった。


04/03時点の「海洋速報」の図を見て判断したのだが、帰国してEarthサイトを見てみると、どうも判断が間違っていたようだ。


下記はEarthサイトの04/02 09:00JST時点の黒潮の流路。


地震発生時の黒潮続流は、北端が青森県沖から若干南下したが、北上は続いていた。
やはり、あんなに突然に流路が変わると思った方が間違いだった。

それ以前に、今回の地震は震源が内陸であり、黒潮続流の影響を受けるかどうか不明で、あったとしても大きくないだろう。

いずれにしても、再三書いているように、03/10スーパームーン新月→03/25マイクロムーン満月→04/09スーパームーン皆既日食と続く期間は世界的に大きな地震が続くことは、既に起きている通りだ。








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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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