明日はスーパームーン皆既月食で、実際に観測できる米国などでは盛り上がっているが、過去には巨大地震や大規模噴火が多発しているだけあり、実際に前半は台湾花蓮地震や国内の地震が相次いだ中で、後半も要警戒であることを過去データからも示したい。
■科学的には…
皆既日食とは、下記の図のように、太陽-月-地球が一直線に並び、太陽が一時的に月の影に隠れる現象のこと。
まず、満月・新月が地球上の地震発生の影響を与える可能性については、自然科学の世界で研究が進んでいる。
だが、日食・月食となると、少なくとも科学の世界では取り上げられることが多くない。
まず、そのような基本的な研究を行う科学者が非常に少ないことがある。
だが、これまでの私のデータ解析による研究結果では、日食・月食は通常の満月・新月よりも前後に巨大地震や大規模な火山噴火が多く起きている。
今日発行の私のnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチマガジン』では、過去に日食の前後に起きたそのような地震・噴火の事例を数多く紹介している。
■皆既日食前後の大地震
以下に、今日のnoteマガジンで紹介した数多くの事例の一部も含めて、巨大地震や多くの犠牲者が出た被害地震が起きた事例をいくつか示す。
【日】1751/05/25 00:55UTC:皆既日食・新月
【0】1751/05/25:チリ・ビオビオ州コンセプシオン沖、Mw8.6、犠牲者65人。
【0】1751/05/25:雲南、剣川地震、M6.8、犠牲者1,000人。
【月】【S】1811/03/10 15:37:部分月食
【+7/-7】1811/03/17か18:台湾、M6.8~7.5、犠牲者21人。
【日】1811/03/24 23:12:皆既日食・新月
【-3】1822/08/14:トルコ・シリア、M7.4、犠牲者2万人。
【日】1822/08/17 08:14:皆既日食・新月
【-7】1907/01/07:インドネシア・スメル山噴火。
【日】【S】1907/01/14 15:05:皆既日食・新月
【0】1907/01/14:ジャマイカ、M6.5、犠牲者千人以上。
【月】1981/07/17:部分月食
【-3】1981/07/28:イラン南部、M7.1、犠牲者1,500人。
【日】1981/07/31:皆既日食・新月
【日】1986/10/03 19:06:金環皆既日食・新月
【+7/-7】1986/10/10:中米エルサルバドル・サンサルバドル地震、M5.4、犠牲者1,000人。
【月】1986/10/18 04:18:皆既月食
【日】1999/08/11 20:04:皆既日食・新月
【+6】1999/08/17 09:01:トルコ大地震、Mw7.6、犠牲者1万6千人。
2019/06/17 TOCANA警告
【日】【S】2019/07/03 04:24:皆既日食・新月
【+2】2019/07/04 23:46:ストロンボリ火山、史上最大規模の噴火。
【+2】2019/07/04:イタリア・エトナ火山噴火。
上記のように、月食~日食と続けて起きることが多く、更にスーパームーン~マイクロムーンと続くウェーブの中では、そのような事例が多くなる。
この他に、今日発行したnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチマガジン』の記事では、計80件ほどの地震・噴火事例を紹介している。
今回の事例が特に要警戒なのは、「半影月食・マイクロムーン→皆既日食・スーパームーン」と続くウェーブの中で、何重にも要注意な要素が重なることだ。
■今日の地震前兆
この記事を書いているうちに、下記の地震が起きてしまった。
2024/04/08 22:29 石川県能登地方 4.1 震度3
だが、今朝から続いている金属音的な強烈な耳鳴りは、300kmほど離れたこの地震の前兆ではなく、まだ収まらない。
また夕方からWi-Fi電波が非常に重くなり、やはり関東圏のより近場で地震がありそうだ。
※複数写真あり。クリックするとInstagramで動画も見られる。