03/30に北海道・胆振地方・厚真町の海岸にホッキ貝が大量に打ち上げられ、地域の人々もこれまで見た事がない量だというが、それから1週間以内に北海道の南沖から東北北部にかけてM5~M6クラスの地震が3回続き、これらの地震前兆だったのではないか。
■ホッキ貝
2024/03/30朝、サーフィンの名所としても知られている浜厚真海浜公園に大量のホッキ貝が打ち上げられているのが確認された。
ぷらっとみなと市場「ほっき貝資料館」 青谷尚人 事務局長は、こう語る。
「春先になると風が強くなるじゃないですか。それから秋口の台風の時とか風の強い時に波が荒くなって、それに押し出されて浜に上がるという形ですね。年に1回とか2回ですよね。今回みたいな量のものは僕も初めて見ました。」
もちろん魚類などの大量漂着が必ずしも地震前兆であるとは限らないが、いわゆる宏観異常現象のうちの動物の異常行動には力を入れて研究しているため、このような報道には常に注視している。
■地震前兆か
では、その後に地震があったかというと、2週間ほど経った現時点では、周辺でM5.0以上の地震が下記の通り3回発生した。
ホッキ貝の漂着現場から各地震の震源までの距離を示しておいた。
これらの地震のうち、どの地震の前兆だったかというよりも、これらすべての地震が影響を与えた可能性もあるのではないか。
強いていえば、最後の04/06に起きた青森県東方沖M5.5が、震源の深さが17kmと浅いこともあり、地震前兆だとすれば、この地震の影響が強かったのかもしれない。