03/04 16:55のイオノグラムで沖縄で異常に強い波形が出ていて警告したが、翌日になっても周辺で地震が起きずにおかしいと思っていたら、翌日に発生した竜巻の前兆を捉えていた可能性がある。
また同日には茨城県・柿岡で磁気嵐を観測したが、今日起きた茨城県南部の地震の前兆だったようで、ごく近場で小規模で終わったようだ。
■磁気嵐の結果
まず、日本時間03/03 21:00から茨城県・柿岡で観測された「Major storm(大磁気嵐)」について。
03/04の記事で、茨城県南部の石岡市柿岡の観測点に近いほど小規模の地震で終わることが多いと書いておいたが、今回もそうだったようだ。
今朝の下記の地震の前兆だったと思われる。
2024/03/06 08:21:茨城県南部、M3.2、最大震度1、深さ30km
というのも、柿岡観測所から震源までの距離が約34kmと、非常に近場だったためだ。
このあたりは、地震前兆現象というものが規模や距離差によって「相対的」に力が増減するものだということを理解してもらえるまで、かなり大変なようだが。
■イオノグラム→竜巻?
次に、03/04夜にInstagramとブログ記事で紹介した、イオノグラムの九州の波形異常の件。
普通ならば翌日頃までに沖縄県あたりで対応する地震が起きる。
起きないことは殆どない。
だが、この時はいつまで経っても地震がなく、おかしいと思っていた。
そして、翌日に沖縄で竜巻が発生したニュースを見て、これかもしれないと思った。
2024/03/05 11:00頃、沖縄県・伊江村東江前(ひがしえまえ)付近で竜巻が発生。
この竜巻により、ホテルの窓や倉庫が破壊された。
最新の研究によると、台風や竜巻の発生時に電離圏で変動が観測されることがあるという。
イオノグラムというのは、電離圏での観測データであり、高度1000km前後もの上空まで竜巻の影響が達していることになる。
以上、地震とは直接関係ないが、時にはこのような可能性まで検討する必要があるということで、紹介しておく。