02/29から千葉県東方沖周辺で群発地震が始まったが、大阪のヒーラー古谷佳子さんが1年前に「鴨」が付く地名で大地震を示唆する夢を見ていて、いま続いている千葉県東方沖の群発地震と関係あるかどうかを考えてみる。
■「鴨」の夢
02/29に千葉県東方沖で群発地震が始まった日に、古谷佳子さんから連絡があり、今日のブログ記事を示された。
ブログでは、関東の地震が気がかりで、3月上旬にかけて大地震に注意が必要とある。
というのは、昨年2023/04/27に書いた「【鴨】という漢字のつく夢」のブログ記事を思い出したためという。
この記事では、この日の朝に古谷さんが見た夢を紹介している。
夢の中で、不思議なメロディーが流れていて、画面の下に「鴨」の字が見えたという。
その「鴨」の字は地名を指しているのではないかと思い、それは東北~関東のどこかではないかと思った。
■「鴨」が付く地名
「鴨」を含む地名というのは、非常に多い。
だが、一昨日からの千葉県の地震からこの夢を思い出したということで、千葉県に絞ってみると、2ヶ所ある。
・千葉県鴨川市
・千葉県いすみ市岬町鴨根
これを見てギクッとするが、いずれも現在起きている千葉県の群発地震の震源から遠くない。
そうなると、古谷さんが懸念するように、これからこの周辺で大きな地震が起きることを示唆する夢だったのか。
あるいは、別の可能性として、既に起きた地震に対応する夢である可能性を調べてみた。
すると、古谷さんが夢を見た日から2週間ほど経った2023/05/11 04:16に、千葉県南部でM5.2、歳5強の地震が起きていた。
上記マップに、昨年の地震の震源を書き入れたものを再度示す。
また、千葉県沖で続いている地震の震源エリアも示しておく。
この昨年の地震では、数人の怪我人が出た被害地震となった。
だが、この程度の地震を夢で知らせるべきものかというと、やはり古谷さんが懸念するように今後さらに大規模な地震が発生する可能性を考えておいた方が良いだろう。
■スロースリップ
次に、千葉県で起きている「スロースリップ」について。
下記の03/01のNHKニュースで紹介している。
地震活動が続いている千葉県東方沖で、陸側と海側のプレートの境界がゆっくりとずれ動く「スロースリップ(ゆっくりすべり)」起きていると、国土地理院の分析でわかった。
同地域では過去にも下記の図で示すように、1996~2018年に6回ほど、2年~6年ほどの間隔でスロースリップが起きていた。
そして、その度にM5~M6クラスの地震が同震源域で発生していた。
今回は5年8ヵ月も間隔を空けてのスロースリップの発生で、場合によってはより大きな地震を警戒すべきかもしれない。
上記NHKニュースの取材で、地震調査委員会の委員長を務める東京大学・平田直名誉教授は、こう語る。
「けさの地震よりも大きい震度5弱の揺れが起きる可能性は高く、固定していない家具が倒れたり棚から物が落下したりするおそれがある。改めて備えを確認してほしい」
やはり、様々な観点から千葉県周辺で大きな地震の発生を考えておくべきだろう。