03/10のスーパームーン新月から次のマイクロムーン満月は地震に要注意となり既に海外でM6クラスも起き始めたが、GW明けまでは日食なども加わり気を抜けない期間となる。
■スーパームーン新月
まず、明後日03/10はスーパームーン新月となり、今日はその影響もあるのか、既にフィリピンでM6.0の地震が発生している。
言うまでもなく、しばらくはフィリピン海プレートの反対側の西日本あたりでも地震に注意が必要となる。
■スーパー／マイクロムーン
明後日のスーパームーン新月は次の03/25の満月と対になるマイクロムーンで、4月の日食を含めてGW明け頃まで以下のように注意期間が続く。
凡例：【S】スーパームーン、【M】マイクロムーン、【日】日食
【-2】2024/03/08 18:11：フィリピン南島沖、M6.0
【S】2024/03/10 20:00：新月
【M】2024/03/25 16:00：満月
【日】【S】2024/04/09 03:21：皆既日食
【満】2024/04/24 08:49
【S】2024/05/08 12:22：新月
■昨年の例
以下に、このようなスーパームーン→マイクロムーンと続く期間に世界で大きな地震・噴火が続いたケースを近年の例で挙げる。
あまりにも大地震が集中しているため、主要なものだけ記す。
【惑星直列】2023/08/24：土星、海王星、木星、天王星
【-3】2023/08/28 19:55UTC：インドネシア、M7.1、深さ500km
【-2】2023/08/29 04:55：インドネシア・バリ海、M7.1
【S】2023/08/31 10:35：満月
【+8/-7】2023/09/08 18:09：ケルマデック諸島、M6.6
【+8】2023/09/08 02:37～12：トカラ列島近海でM2～M5が331回の群発地震
【+8/-7】2023/09/08 22:11UTC：モロッコ地震、M6.8、犠牲者2900人超
【M】2023/09/15 10:40：新月
【0】2023/09/29 02:40：択捉島南東沖、M6.2、最大震度2、深さ30km
【S】2023/09/29 20:58：満月
【+4】2023/10/03 20:38：鳥島近海、M6.3、最大震度1、深さ40km
【+5】2023/10/04：西之島噴火、噴煙1500m
【+6】2023/10/05 11:00：鳥島近海、M6.6、無感、深さ10km、津波30cm
【+8/-8】2023/10/07 15:41：アフガニスタン西部、M6.3、深さ14km、犠牲者2千人以上
【+8/-8】2023/10/07 17:40：パプアニューギニア、M6.9、深さ76km
【-6】2023/10/09 05:25：鳥島近海、M不明、無感、ごく浅い、津波60cm
このような地震・噴火の多発は、もちろん月齢だけの要因で起きるのではなく、惑星直列のような特殊な天体配置や、太陽フレアのような要因が重なることによって顕著となる。
今年に入って、能登半島と房総半島のスロースリップがあり、元日の能登半島地震で幕を開けたが、今年は上記で挙げた期間だけでなく、ほかにも地震・噴火に要注意な期間が続くため、気を抜かずに過ごしたいものだ。
