01/26に大阪湾にクジラが迷い込んだが、一昨日02/02には同じ大阪湾にイルカの群れが目撃され、短期間に出現が続くのは稀なことでもあり、過去の事例とともに地震前兆現象の可能性を検討する。
■クジラ出現
まず順番的に紹介すると、多忙でブログで書けなかったが、1/26に大阪湾のクジラ出現事例があった。
2024/01/26:大阪湾の大和川河口付近で、クジラ1頭が泳いでいるのが目撃された。
その後に、対応すると思われる地震は、まだ起きていない。
大阪湾でクジラといえば、ちょうど1年前の「淀ちゃん」の事例がメディアで大きく取り上げられた。
2023/01/09に淀川河口でクジラ1頭が湾内に迷い込み、4日後に亡くなっているのが確認された。
これに対応すると思われる地震は、起きていなかった。
■今度はイルカの群れ
次に、一昨日2024/02/02 08:00頃には、同じ大阪湾で、今度はイルカらしき群れが目撃された。
場所は、大阪市港区海岸通と住之江区南港を結ぶ港大橋付近。
港湾局の担当者は「ここ数年でイルカは聞いたことがない。スナメリは普通に入ってきます」と話している。
詳細な報道写真がなかったので、冒頭のアイキャッチ画像は過去の大阪湾の事例のものを使用している。
下記の写真はABCニュースの視聴者提供の動画より。
以上2件の位置を下記マップで示す。
■地震前兆?
私が収集している地震前兆データベースでは、クジラ・イルカの出現事例は多いが、その後の周辺の地震に結び付いた事例は、約半数くらいか。
以下に、近年のクジラ・イルカ出現の後で対応するかもしれない地震が発生した例をいくつか示す。
地震情報の行の最後に、出現から地震発生までの日数と震源までの距離を示す。
・20230/12/15:神奈川県小田原市沖で、イルカ10頭くらいが遊泳。
→2020/12/18 18:09:伊豆大島近海、M5.1、最大震度5弱、3日、72km
・2022/06/19:石川県七尾市能登島の東15km沖で、クジラが泳ぐのが目撃された。
→2022/06/19 15:08:石川県能登地方、M5.4、最大震度6強、深さ13km、0日、40km
・2023/04/11:千葉県南房総市・岩井海岸で、体長約10mのクジラが息絶えていた。
→2023/04/11 04:15:千葉県南部、M5.4、最大震度5強、深さ40km、30日、34km
・2023/11/01:兵庫県西宮・尼崎両市境を流れる武庫川の河口沖など、イルカ約30頭が泳いでいた。
→2023/11/01 07:34:紀伊水道、M4.9、最大震度3、深さ46km、0日、96km
以上の事例のうち、比較的説得力がありそうだというのは、赤字で示した、出現当日に地震が発生した能登半島と兵庫県のケースだろう。
このようなケースが妥当性があるかどうかの判断は、あくまでも自分の経験によるものであり、今後データを集めるに連れて刻々と変わっていくかもしれない。
■今日の前兆現象
新設した玄関の地震前兆検知システムでは、下記の表のように、午後から「ばけたん」の点滅が集中し始めた。
明日の午後あたりまでに関東圏で地震があるかもしれない。
2/1朝からの強烈な金属音的な耳鳴りは相変わらず続いていて、昨日の山梨県東部・富士五湖M4.7などが起きた後も強さに変化がない。
太陽フレアは、先ほど20:40にM1.4のフレアがあり、今後更に大規模が発生するかどうか様子見している。