昨日01/01 16:10に発生したM7.6・最大震度7の能登半島地震では、現時点で15人の犠牲者などの被害が出てしまったが、事前に様々な地震前兆や西マサヤさんと私の予測があったことを紹介する。
■「能登半島地震」
昨日の地震は、政府によって「令和6年能登半島地震」と命名された。
国内で犠牲者が出る被害地震としては、昨年2023/05/05の石川県能登地方で起きたM6.5・最大震度6強の地震以来となった。
この記事を書き始めた01/02 12:00時点でも、「石川県能登地方」や「能登半島沖」でM5クラスの地震がまだ続いている。
01/02 12:00時点では、犠牲者は輪島市で15人となった。
■前兆現象と予測
この地震では、下記のような地震前兆と地震予測があった。
・天体配置
・「異常震域」を伴う深発地震
・トカラ列島近海の群発地震
・秋田県沿岸北部で内陸地震
・ハムスター異常行動
・西日本で「二重の虹」
・大気ラドン濃度
・西マサヤさんの直前の予測
・百瀬の耳鳴り体感
以下に、一つずつ概要を解説する。
■天体配置
01/01発行の私のnote定期購読マガジンで、この日は天体配置から要注意日ということで、周知していた。
地震発生時の天体配置は、下記の通り。
完全な形ではないが、「カイト」という、過去の巨大地震発生時に良く見られる形ができていた。
同様の例としては、たとえば2016/04/14 21:26の熊本地震(前震、M6.5、最大震度7)があった。
このような複雑な形は、頻繁に現れるものではない。
天体配置は、あくまでも大きな地震・噴火が起きる可能性を示すものであり、必ず起きるというものでもない。
■異常震域を伴う深発地震
昨年11/10以降に発生した異常震域を伴う深発地震による予測は以下の通り。
予測範囲内で予測期間内に地震ば発生したものは「◎」を付して、外れたものは「△」としている。
△2023/11/10 19:10:千島列島、M5.9、最大震度2、深さ130km
△2023/11/28 05:35:遠州灘、M4.7、最大震度1、深さ303km
◎2023/12/25 13:49:三重県南東沖、M5.0、最大震度1、深さ370km
◎2023/12/26 15:31:鳥島近海、M5.3、最大震度1、深さ460km
◎2023/12/28 18:21:択捉島南東沖、M6.4、最大震度3、深さ160km
以上、5件あるが、うち2件で「△」としたものも、距離範囲的にはそう遠く外れてはいなかった。
50日間ほどの短期間で5回も「異常震域」を伴う深発地震が起きることは異常であり、初めて見たかもしれない。
この方式の地震予測として、異常震域を伴う深発地震が発生してから2ヵ月後までにM7.0以上の地震が起きる可能性を予測している。
だが、現実的にM7.0以上の地震は1年に1回~2回しか起きないもので、M7.0以上を予測しているのは、あくまでも「発生する可能性」を示唆していて、必ず起きるものではない。
■太陽Xフレア
この半月間ほどで、2回のXクラスの太陽フレアが発生していた。
◎12/15:太陽で4ヵ月ぶりのX2.8フレア
2023/12/15 01:08:X2.8
https://www.tankyu3.com/2023/12/insta20231215-0831x2812130800-x.html
◎2024/01/01 06:36:X5.0
地震の直前のことだったためにブログで周知できなかった。
初詣から帰宅してブログやnoteマガジンを執筆しようとしていたところで、ここ小平市まで揺れる地震が起きてしまった。
太陽活動で地震予測を行っている西マサヤさんは、地震発生のの5分前の01/01 16:05に投稿のブログで予測を出していて、M7クラスの地震を予測していた。
■トカラ列島群発地震
巷では「トカラの法則」などと呼ばれているが、私のこれまでの研究でも、トカラ列島近海で群発地震があると、その後に西日本で大地震が続くことが過去に多かった。
■秋田県沿岸北部
これは、秋田県の明菜さんならば必ずブログで紹介するだろうが、今回は秋田県を離れていて余裕がなかったのだろう。
秋田県の内陸あたりで地震が起きると、たとえM3クラス程度の小規模でも、その後に東北地方など主に東日本で大きな地震が続くことが多い。
2023/12/30 08:45:秋田県沿岸北部、M3.2、最大震度1、10km
■ハムスター異常行動
うちの1歳10ヶ月メスのイエロージャンガリアンハムスターの羽夢菜が、前日にまだ室内が明るいうちに回し車を回し始めた。
・12/31 17時台~18時台:羽夢菜が回し車に入る。
普段は私が部屋を消灯する0時頃までは決して回し車を回さない。
これは夜行性のハムスターの本能的な習性で、例外的な行動はほとんど見たことがない。
年末で多忙で余裕がなかったこともあるが、いま考えるとInstagramだけでも周知すべきだった。
ハムスターは、たとえ300kmほど離れたところの大地震でも、(恐らく)地震前兆の電磁波を感知するようだ。
■大気ラドン濃度
私はラドン測定器を自宅玄関に設置して、Wi-Fiカメラで毎時の値をExcelに記録している。
このWi-Fiカメラが無ければ大変で、たとえ自宅で研究執筆の仕事をしていても、毎時定時に玄関まで行って測定するのは無理だ。
下記のExcelの表で、左側の「ラドンPRO4」と「ラドンPRO3」の列が、2台の測定値となる。
なお、ラドン測定器は初代のPro3と新しいPro4を併用している。
このPRO4の値を見ると、2時台~7時台が24と最低値で、10時台~12時台に27とピークに達した後、22まで下降した時点で能登半島の地震が発生した。
さすがにM7クラスの地震となると、300km離れた地点でもラドン濃度が変化するようだ。
たとえばこれで、関東で地震が起きていたならば判断が難しくなるが、関東では12/28 16:10の茨城県沖M3.5以降に地震がストップしていた。
■耳鳴り体感
私の耳鳴り体感は、下記の通り2日前からあった。
・12/30 23:30:左耳が数秒間閉塞→金属音の耳鳴り
・12/31 21:40:右耳で一瞬圧がかかる→ピー音の耳鳴り数秒間
そして地震発生の当日も、起床時から金属音的な強烈な耳鳴りが続いていた。
■西日本で二重の虹
それから、西日本では前日頃から「二重の虹」が頻繁に見られていたようだ。
すべてXの投稿になるが、承諾を得ていないので、リンクを張るにとどめる。
◎2023/12/31午後?:琵琶湖 滋賀 野洲市
msgさん、今年も宜しくお願い致します🙇
— スピカ (@spica_max) January 1, 2024
琵琶湖で二重の虹が見えました☺️ pic.twitter.com/MYNRA26E9O
◎2024/01/01 07:45頃:名古屋
初日の出を見に来たら
— 倉本ゆな🌷︎ (@yuna_refrela) December 31, 2023
山側に二重の虹🌈✨✨✨ pic.twitter.com/xrus8E01za
◎2024/01/01 日の出頃:奥飛騨温泉郷上宝
円になった二重の虹🌈 pic.twitter.com/xHVPlEqTnR
— 社畜かずき (@kazuki_2105) December 31, 2023
輪島市でビルの倒壊も起きていて、今後の被害拡大の可能性もあるので、石川県周辺の方々は注意してください。