元日の能登半島地震以降に各地に地震が広がっているが、今日は早朝に秋田県内陸北部でM2~M3クラスの地震が3回も続き、これは異例のことで、その後に東日本で大きな地震が続いた例もあるので念のため注意を。
■秋田県内陸北部
今朝、明菜さんから連絡があり、秋田県内陸北部で3回も地震があったという。
2024/01/10 06:00:秋田県内陸北部、M3.5、最大震度2、深さ10km
2024/01/10 06:35:秋田県内陸北部、M2.8、最大震度1、深さ10km
2024/01/10 06:43:秋田県内陸北部、M2.8、最大震度1、深さ10km
この震源域ではないが、年末には秋田県沿岸北部で下記の地震が起きていた。
2023//12/30 08:45:秋田県沿岸北部、M3.2、最大震度1、深さ10km
この震源域も、その後に大地震が続くことが多いということでブログでも過去事例を書いていた。
そして実際に、2日後に能登半島地震が起きてしまった。
詳細は下記の12/30のブログ記事にある。
■異例の1時間に3回
気象庁「震度データベース検索」で、1919/01/01以降の秋田県内陸北部で起きたM2.0以上の地震を検索すると137件で、平均して1年に一度くらいしか起きていない。
それが1日の1時間以内に3回も起きるのは、かなり異例なことだ。
明菜さんも今朝のブログ記事で書いているように、その後に大きな地震が続くこともあった。
過去に、秋田県内陸北部で1日2回以上地震が起きた後で大地震が続いた例を示す。
2015/02/02 23:06:M3.4、最大震度2、深さ9km
2015/02/02 23:08:M2.9、最大震度1、深さ8km
→2015/02/17 13:46:岩手県沖、M5.7、最大震度5強、深さ50km
→2015/02/21 19:13:三陸沖、M6.5、最大震度3、深さ8km
2016/10/08 07:36:M2.7、最大震度2、深さ7km
2016/10/08 08:21:M2.2、最大震度1、深さ7km
2016/10/10 08:15:M3.2、最大震度2、深さ7km
→2016/10/21 14:07:鳥取県中部地震、M6.6、最大震度6弱、深さ11km、負傷者32人