01/09発行の『週刊アサヒ芸能』1/18特大号で、私が今年の地震予測関連で取材を受けて、「2024年ニッポン大予測」の『天変地異:7月「黒潮大蛇行」終息で始まる大地震クラッシュ』として記事が掲載されたが、それが「アサ芸プラス」サイトで全文読めるようになった。
■アサ芸プラス
多忙なのと今日は頭痛でダウンで遅くなったが、一昨日01/13夕方に、01/09発行の『週刊アサヒ芸能』1/18特大号で、私が今年の地震予測関連で取材を受けた記事が同誌の「アサ芸プラス」サイトに掲載された。
これで、無料で全文が読めるようになった。
私が取材された部分は半ページほどで、言い足りなかったことをここで書くことにする。
■首都直下地震
まず、南関東直下で大地震(首都直下地震)が発生する時期としては、「まず直近ですと1月、2月に注意してください」と答えたが、あくまでも過去の地震データによる月毎の集計からの傾向となる。
このことは、関東大震災から100年を機に、過去120年間ほどの南関東直下の地震データを解析して、月毎の集計でわかってきたこと。
その結果は、昨年2023/09/01にnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチマガジン』に「関東地震から100年:次の首都直下地震はいつ頃起きるか?わかってきたこと」として掲載した。
通常このような研究結果は、同マガジンの読者だけに公開することが多いが、このノートだけ読みたい人のために、単体でも販売することにした。
ここで示したM5.5以上の地震の月毎のグラフでは、1~2月が多くなるが、9~10月も同じくらいに多い。
ここで書いているように、より大規模のM6.5以上ではまた別の結果となるが、サンプル数が少なくなり、あまり統計的に有意とは言えなくなる。
■南海トラフ巨大地震
南海トラフ巨大地震については、もう何度も書いている通り。
長年の研究結果では、黒潮大蛇行の発生中は地震の発生が抑えられ、大蛇行の終息後が発生の可能性が高くなる。
その黒潮大蛇行のJAMSTECによる最新の長期予測では、3月上旬までは大蛇行は続くだろうとの予測になっている。
もっとも、その頃に大蛇行の渦がちぎれる予測となっているので、今後はどうなるかわからない。
たとえ大蛇行が終息したとしても、過去の南海トラフ巨大地震はすべて7月~2月に発生していたため、今年前半までは発生の可能性が低いことになる。
もっとも、なぜ南海トラフだけ、そのような発生時期の偏りがあるのかは、地震学者でもわからないようだ。
言うまでもなく、このような傾向は「絶対的」なものではなく、あまり安心しすぎても問題があるが。
以上、最低限の補足として書いておく。