今日12/15 18:15に択捉島南東沖でM6.4、最大震度3の地震が発生したが、これに先だって海面水温の異常が見られ、内陸が震源の地震に先立つ気温の上下と同様の地震前兆が見られていた。
また、震源より遠方の地点で有感地震となった「異常震域」を伴う深発地震であるため、いつものように今後の大地震の予測を行う。
■択捉島南東沖
地震の詳細は以下の通り。
2023/12/28 18:15:択捉島南東沖、M6.4、最大震度3、深さ160km
この震源マップを眺めていて気付いたのは、震度が付いた最遠の地点は宮城県登米市で、震源からこれだけ遠方の地点で震度が付いたということは、「異常震域」として見做しても良いだろうということ。
■異常震域の法則
以下に、異常震域の法則によって今後2ヶ月間の地震予測を行った結果をマップ上で示す。
まだ試行錯誤の段階で、これまでの感触では、半月間にM5.0以上の地震が予測円内で起きることはよく見られるが、M7.0以上の地震が起きる可能性は低くなる。
これで、異常震域を伴う深発地震は、12/25・26・28と4日間で3回起きたことになる。
そして、関東~東北の東日本が予測円内に重なるため、一度だけの予測よりも要注意となるかもしれない。
■海面水温の変化
下記のearthのマップは、1ヶ月ほど前の2023/11/26の地震の「海面水温異常」を示す。
水温は黒→赤→黄→白と高くなっていくが、今日の震源を示す黄緑色の○印の周囲は黄色になっていて、かなり高い温度になっていた。
次に、下記マップは、それから1ヶ月後の12/26の、地震の2日前の海面水温異常を示す。
震源周囲の海面水温は、標準以下を示す紺色から黒になっている。
これは地震の前兆として良く見られる水温変化で、1ヶ月前は地震前兆として非常に高温だったのが、直前には水温が低下していったことがわかる。
内陸が震源の地震では、気温の変化として同様のアップダウンが見られるが、海溝型地震では海面水温の変化となることが非常に興味深いところだ。
■Xフレアの影響
これで、12/15に太陽でX2.8フレアが発生して以降、火山噴火とM6.0以上の地震だけでも下記のように続けて起きている。
2023/12/15:X2.8フレア発生
2023/12/19:アイスランド噴火
2023/12/19 09:59:中国・甘粛省、6.2
2023/12/21 06:11:ペルー、6.2
2023/12/21 23:55:アリューシャン列島列島、6.1
2023/12/23 02:36:アフリカ南沖、M6.1
2023/12/28 18:15:択捉島南東沖、M6.4、最大震度3
少なくとも年内は大地震に注意と言っていたが、加えて昨日の記事で書いたトカラ列島近海の群発地震により西日本の方も注意が必要で、年末年始は地震に関してはあまりのんびりできなくなるだろう。
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