【地震前兆】トカラ列島近海で群発地震~西日本で大地震・噴火が続くことが多い~「トカラの法則」?「ミニトライン」と関係ありか?

2023/12/27

群発地震 地震予測 地震連鎖 天体配置

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昨日夜からトカラ列島近海で群発地震が始まったが、過去にこの震源域で群発地震があると西日本の周辺で大きな地震が続くことが多く、その過去事例を紹介する。


■トカラ列島近海

昨日12/26夜から始まったトカラ列島近海の群発地震は、12/27 20:30時点でM2~M4クラスの地震が14回発生している。


トカラ列島近海では、群発地震が多すぎて、たとえば1919/01/01以降収録の気象庁震度データベース検索でM2.0以上で検索すると、「上限を超えました」となる。

M3.0以上では制限範囲に収まって、753件ほど見つかる。


昨夜から始まった群発地震は、現時点で下記の通り14回発生している。



今年では09/08~12の5日間が集中していて、330回も起きていた。


2023/09/08:097回

2023/09/09:189回

2023/09/10:023回

2023/09/11:015回

2023/09/12:006回


その後にどういう地震が起きていたかは、後で示す。


■トカラ→西日本の連鎖

トカラ列島近海で群発地震があると、その数日後から1ヶ月以内くらいに西日本で大規模な地震や火山噴火が続くことが非常に多い。

以下にその例を示す。


◎2000年:鳥取県西部地震

【新】2000/09/28 04:53:

【+4】2000/10/02:トカラ列島近海で1日でM2~M5クラスが29回の群発地震。

2000/10/06 13:30:鳥取県西部地震 、M7.3、最大震度6強

2000/10/07 16:42:桜島南岳で噴火、噴煙5千m


◎2016年:台湾地震

【-6】2016/02/02~04:トカラ列島近海でM2~M3クラスが15回の群発地震。

【新】2016/02/08 23:39

2016/02/06 03:57:台湾・高雄、2016年台湾南部地震、M6.4、深さ16.7km。犠牲者114人。

2016/02/15 03:09:鳥島近海、M6.0、最大震度2


◎2016年:桜島噴火

【新】2016/07/04 20:01

【0】2016/07/04:トカラ列島近海でM2~M3クラスが17回の群発地震。

【噴火】2016/07/26 00:02:桜島昭和火口で噴火、噴煙5千m


◎2021年:特になし

【-3】2021/04/09~24:トカラ列島近海でM2~M5クラスが264回の群発地震。


◎2021年:宮古島近海

【日】【S】2021/12/04 16:43:新月・皆既日食

【0】2021/12/04~22:トカラ列島近海でM2~M6クラス302回の群発地震。

2021/12/09 11:05:トカラ列島近海、M6.1、最大震度5強

2021/12/26 17:26:宮古島近海、M6.1、最大震度4


◎2022年:台湾

【-1】2022/09/09:トカラ列島近海でM2~M3クラスが9回の群発地震。

【満】2022/09/10 18:59:

【+7】2022/09/18 15:44:台湾・台東県、M6.9、犠牲者1人

【+7】2022/09/18 17:09:沖縄本島北西沖、M6.0、最大震度2


◎2023年:宮古島北西沖

【満・S】2023/08/31 10:35:

【+8】2023/09/08 02:37~12:トカラ列島近海でM2~M5クラスが331回の群発地震

2023/09/18 22:21:宮古島北西沖、M6.4、最大震度3、深さ170km

2023/10/05 11:00:鳥島近海、M6.6、無感、深さ10km、津波30cm

2023/12/26 21:13:トカラ列島近海でM2~M4クラスが14回


◎2023年:?

【-1】2023/12/26 21:13~27:トカラ列島近海でM2~M4クラスが14回の群発地震

【満】2023/12/27 09:33


■ミニトライン

トカラ列島近海で群発地震が発生する時には、その最初の地震の時に共通の天体配置(占星術でいう「複合アスペクト」の一種)が見られる。


それは、「ミニトライン」と呼ばれるマイナーな天体配置だ。

3つの天体が、地球を中心に見て下記のような二等辺三角形を形成する。



下記の7回のトカラ列島の群発地震開始日のうち、5回でこの「ミニトライン」ができていた。

ここでは、その1件の例だけを示す。



下記の7件のうち、行頭に「●」を付したのが、「ミニトライン」ができていた5件となる。


・2000/10/02:トカラ列島近海で1日でM2~M5クラスが29回の群発地震。


●2016/02/02~04:トカラ列島近海でM2~M3クラスが15回の群発地震。

●2016/07/04:トカラ列島近海でM2~M3クラスが17回の群発地震。


●22021/04/09~24:トカラ列島近海でM2~M5クラスが264回の群発地震。(後続の大地震なし)


●2021/12/04~22:トカラ列島近海でM2~M6クラス302回の群発地震。


・2022/09/09:トカラ列島近海でM2~M3クラスが9回の群発地震。


●2023/09/08 02:37~12:トカラ列島近海でM2~M5クラスが331回の群発地震


これは「たまたま」そうなったのかどうか判断が付け難いが、今後もこの点に注視して、データを集めることにしたい。


■トカラ群発の後では

巷では「トカラの法則」と呼ばれ、この震源域で群発地震が起きると、その後に大地震が続くといわれている。

私も同様のことを以前から考えているが、あまりガチガチに、この震源域のことだけを注視しているわけではない。


ネット上では「都市伝説」の一つとされてしまっているが、「バヌアツの法則」などもそうだが、あまり固定観念的に捉えずに、今後も坦々とデータ収集を行うことにしたい。


少なくとも、トカラ列島近海の群発地震の後で、これだけ西日本で大きな地震が続くということは、全く関係がないとはあまり思えない。



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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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