【note定期購読マガジン:大地震・災害前兆ウォッチ】首都直下地震発生の傾向~発生月・季節・時間帯・月齢・海洋現象等わかってきたこと(1)
■はじめに
大正関東地震(関東大震災)発生から今年9月1日で100年経ったが、これを機に、南関東直下地震(首都直下地震)の発生時期について考えてみた。
今年2023年9月版のこの定期購読マガジンで、過去に発生した南関東直下地震の発生月の傾向のみを紹介した。
今回は更に過去の地震データを増やし、2倍以上の件数から発生時期の傾向などを調べてみた。
南関東直下地震は、関東地方南部(神奈川県・東京都・千葉県・埼玉県・茨城県南部)で歴史的に繰り返し発生するM7級の大地震のこと。
今回の調査では、M6クラス以下でも被害が出た地震も含めて、9世紀以降に主に南関東直下で発生した地震について、発生の傾向を調べた。
まだ研究段階ではあるが、発生月(全体・内陸地震)、発生時間帯、月齢、エルニーニョ・ラニーニャ・ダイポールモード現象、黒潮大蛇行など海洋現象との関係について、今後最終的にわかったことは最終的に書籍として発表する予定でいる。
今回は、いつものようにこのマガジンの読者の方々に日頃の感謝の念を込めて、11月の2回に分けて優先的に報告することにしたい。