今日11/08 13:53にインドネシア・バンダ海でM7.1の地震が発生したが、事前にTECマップを見ていた人は、あのあたりで地震が起きる可能性を把握していただろう。
■バンダ海M7.1
地震の詳細は以下の通り。
M 7.1 - Banda Sea
- Time
- 2023-11-08 04:53:51 UTC
- 2023-11-08 13:53:51 現地・日本時間
- Location
- 6.515°S 129.366°E
- Depth
- 10.00 km (6.21 mi)
インドネシアの現地時間と日本時間は共にUTC-9hなので、発生時刻は同じ13:53となる。
■TECマップ
私の『探求三昧Web』のMAINメニューには、「リアルタイム」で始まるページがいくつかある。
そのうちの「リアルタイム地震前兆データ」のページは、地震予測に必須な有用なWebのリアルタイム画像などを集めている。
そして自分も毎日頻繁にチェックする。
ここにある「独impc:TECマップ」では、インドネシアあたりで大きな地震が起きる可能性を示していた。
まず、TECとは何かというと、「Total Electoron Content」の略で、「全電子数」と訳される。
地球大気の上層の電離圏上の電子数のことで、これが地震の前には数に変動が見られる。
2011/03/11の東北地方太平洋沖地震の前にも日本上空でTEC値の変動が見られた。
■TEC値の変動
昨日2023/11/07 09:15JSTのTECマップは下記の通りだった。
ここで、底部の凡例にあるように、赤色が最もTEC値が高い部分で、今日の地震の震源の東あたりが赤くなっていた。
このTEC値の高低は地球の自転と共に動いていくもので、この図をキャプチャーした時点から数時間経つと、今日の地震の震源のすぐ北あたりが赤くなっていたと思われる。
昨夜もキャプチャーしておけば良かったが、多忙のため余裕がなかった。
今日19:30時点のTECマップを見ると、上記のように赤くなっている部分は無い。
■天体配置
私が単独で出しているnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチ』の11月版の記事の一つ「地震予測中情報2023年11月版~10月以上に注意が必要か」では、天体配置などによってその月に地震に要注意な期間を示している。
今日11/08は、「クレイドル」と「メディエイション」という大地震の発生時に良く見られる天体配置が重なってできていた。
そのため、11/07~09は★4つを付けて特に要注意としていた。
そして、先ほどのバンダ海の地震発生時にも、下記のように2つの天体配置ができていた。
■日本付近への連鎖?
世界的にこの数日は静穏期的だったのが、バンダ海M7.1が起きてから環太平洋でM5クラス位の地震が続々と起き始めた。
米国テキサス州までM5.3の地震が起きた。
前述の要注意な天体配置が明日まで続くので、その間は日本も含めて更に揺れるかもしれない。
上記noteマガジンで、11月は「10月以上に注意が必要か」と書いたが、やはりそういう流れになってきた。
昨日発売の『週刊アサヒ芸能』のクマの記事でもコメントしたように、現在のクマ出没多発がエサ不足が主要因とはいっても、地震前兆が絶対ないとは言えない。
そのため、昨日の発行を契機に、noteで公開している『地震前兆百科~サバイバルのための必須知識』に収めた有料ノート「【地震前兆百科】陸上の動物:クマ」を昨日から大急ぎで改訂し始めた。
更新が終わった時点で読者に通知することにしたい。
※昨夜はヒネムが1輪開花で今朝はまだ書いていないがオジギソウ1輪開花。
※クマよけの鈴などは気休めすぎて話にならないが、クマよけスプレーや日本で認知度が低すぎるベアホーンはもっと命を守ってくれる可能性が高くなる。