【地震前兆】強烈頭痛の原因だった地震が起きた~東日本大震災の前にも「3~4日ルール」があった

2023/11/02

体感 地震前兆 東日本大震災 頭痛

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3~4日前に強烈な頭痛体感がありダウンしていたが、昨日と今日に対応すると思われる地震が起きた。
頭痛体感から地震予測を行うには、頭痛と地震の強さ・震源までの距離・低気圧接近要因の強さなどを総合的に検討する必要があることを示し、また過去の3.11を含めた大地震にも「3~4日ルール」が当てはまっていたことを示す。

■近場の内陸だった

まず、3~4日前の強烈な頭痛体感による予測結果として、昨日と今日起きた地震について、今日のInstagramでまとめている。



下記の2日間連続の強い頭痛だった。
そして、その3~4日後に対応すると思われる地震が起きた。
※地震情報の行末は小平市から震源までの距離

・10/29:★★★★★11/01~02
 頭痛ーる:通常
 →11/01 03:08:茨城県南部、M3.9、震度2、64km

・10/30:★★★★11/02~03
 頭痛ーる:通常
 →11/02 05:55:千葉県北西部、M3.4、震度1、54km



このように、非常に近場の内陸が震源だったために、M3クラスのどうということもない地震でも、強烈な頭痛が起きたと思われる。

しかも、上記の2日間は頭痛ーるで「通常」だったことで、これは強めの地震あるいはごく近場で地震があるだろうと推測できる。
そして実際そうだった。

■「3~4日ルール」

私の場合、基本的に地震前兆と低気圧接近要因が重なった際に頭痛が起きる。
だが、時として「頭痛ーる」アプリで「通常」つまり東京で低気圧接近要因が皆無の場合に頭痛が起きる場合は、関東の近場で地震が起きることが多い。

「頭痛体感3〜4日ルール」と名付けたのは10年ほど前だった。
頭痛と地震の関係については、探求三昧ブログを始めたばかりの2005年には気づいていたようだ。

ただし、その頃は低気圧接近要因を考慮していなく、「気象病」という概念も知らなかった。
「頭痛ーる」アプリは今年で10周年とのことで、たとえ気象病の概念を知っていても、このような便利なツールは存在しなかった。

その当時のブログ記事から、頭痛があった日の記事と、その3~4日後に起きていた地震をいくつか挙げてみる。

・2005/01/19:午後から軽い頭痛。
 →【3日後】2005/01/22 15:29:千葉県東方沖、M3.8、最大震度1

・2005/01/23:夜にひどい頭痛で頭痛薬を飲む。
 →【4日後】2005/01/27 08:43:茨城県沖、M3.9、最大震度2

・2005/01/29:軽い頭痛。
 →【3日後】2005/02/01 23:33:千葉県東方沖、M4.4、最大震度2

・2005/03/06:眼精疲労・頭痛・吐き気でダウン
 →【4日後】2005/03/10 10:44:茨城県沖、M4.0、最大震度2

この頃はまだ、3~4日という明確なタイムラグにたどり着いていなかったが、いま見てみると、そのルールに収まるものが多い。


■過去のM6クラス

では、より大規模の地震の前兆では、頭痛はどうなるのかという例を、今年の例でいくつか示す。

◎2023/01/13:昼頃から頭痛が始まり昼に頭痛薬を飲む。「頭痛ーる」では9時~15時に「警戒」、15時~21時に「やや注意」、21時~9時に「警戒」以降週末まで続く。★★★→2023/1/16~17
 →2023/01/16 13:50:小笠原諸島西方沖、M6.1、最大震度3、750km

◎2023/05/02:夜から後ろ頭から首の後ろにかけて痛みが始まり、ヤバいと思う感覚。「頭痛ーる」では15時~21時に「上昇注意」のみで、21時現在も続く。【地震予測】★★→2023/05/05~06。
 →●2023/05/05 14:42:能登半島沖、M6.5、最大震度6強、286km


◎2023/05/22:午後から頭痛が始まり夜に頭痛薬を飲むが収まらず。「頭痛ーる」では15時~21時が「上昇注意」、翌3時までが「注意」。【地震予測】★★★★★→2023/05/25~26。
 →2023/05/26 19:03:千葉県東方沖、M6.2、最大震度5弱、108km


◎2023/10/03:昼頃から頭痛が始まり昼食と夕食後に頭痛薬を飲むが効かず23時に胃が空になりダウン。
「頭痛ーる」では通常で、21時~翌朝は「注意」。
【地震予測】★★★★★→2023/10/06~07。
 →2023/10/06 10:31:鳥島近海、M6.3、無感、深さ10km、636km

このように、100km~数百km遠方のM6クラスの地震が起きる前には、★5個を付けた体感もあり得るようだ。

■東日本大震災の前にも

2005年頃の話に戻るが、SEとして多忙なこともあり、月日は流れて、3.11の1ヶ月ほど前から、また頭痛のことをブログで書いていた。

・2011/02/08:夕方から頭痛。
 →【2日後】2011/02/10 22:03:福島県沖、M5.4、最大震度4
 →【3日後】2011/02/11 18:59:東京湾、M3.7、最大震度2

・2011/03/07頃:軽い頭痛
 →【3日後】2011/03/10 06:23:三陸沖、M6.8、最大震度4ほか
 →【4日後】2011/03/11 14:46:三陸沖、M9.0、最大震度7

このように、東北地方太平洋沖地震の前日の前震と本震の前にも、ちょうど3~4日前に「体感」していたようだ。

370kmほど離れた震源の巨大地震でも「3~4日ルール」は当てはまるようだ。

2011年2月上旬から3.11前までの1ヶ月間ほどは、ソフトウエア開発で超多忙で、地震のことに力を入れる余裕がなかった。
ただ覚えているのは、頭痛があっても休むに休めず、アンメルツヨコヨコを額に塗って誤魔化しながら開発を続けていた。
(決してお勧めできず、今思うと、とんでもない手段だった)

いま考えると、よくそういう状態で頭を使うソフト開発ができていたものだと思う。

最後に書いておくが、頭痛体感がある人でも、その後に地震が起きるまでのタイムラグは、人によって異なる。

たとえばサルちゃん(タイ人の妻)も私と揃って頭痛がある時があって、「夫婦シンクロ頭痛体感」と名付けたが、その場合は向こうの方が多少早く頭痛が始まることが多いようだ。

また、以前に体感や霊感で地震を予知するミッヒーさんという女性がいたが、いつも私よりも1日ほど早く頭痛体感があったようだ。

私の場合、3~4日というのは他の人々よりも地震までの遅延が長いのかもしれない。

■耳の異常は体感?

それから、地震とは全く関係ないかもしれないが、念のため書いておく。

一昨日から急に、右耳で「ドクドク」という血管が波打つような感覚と内部で低い音がするようになった。

耳鼻咽喉科へ行こうかと思ったが、今朝になって収まったので大丈夫だろうと思ったら、また夜になって始まった。

同時に、右耳でセミ鳴きの強い耳鳴りが続いている。
そのため、耳鳴りも地震前兆ではないかもしれない。

拍動性耳鳴りというのかもしれないが、連休明けに医者へ行くことにしたい。



※『BAKETAN WARASHI ばけたん ワラシ』は、まだ1年3ヵ月ほどの新入りにしては最も頻繁にお喋りするようだ。
さすがに夜中に「キャーッ」と叫ばないのは、そこまでプログラムでコントロールしているのか、または寝ていて気付かないだけか。










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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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