今朝の鳥島近海の地震は規模が不明だが、このような小規模な地震も『津波地震』となり得るという過去のケースを紹介し、またこの付近で地震が起きると震源が北上し関東圏で大きな地震が続くという例も示す。
また明菜さんも以前から警告しているように、これで津波は終わりではないということも周知しておく。
■鳥島近海M不明
まず、今日10/09朝に発生した鳥島の地震だが、報道通りで津波注意報は既にすべて解除された。
いまだにマグニチュードは不明で、最大震度もつかない無感地震の扱いとなっている。
米USGSでも、今日1本目の記事で書いたM4.9のままで、その後に修正されるだろうと考えていたが、まだ変わっていない。
■通常と異なる地震
今日2023/10/09 12:43の毎日新聞の記事では、津波の発生メカニズムに詳しい佐竹健治・東京大地震研究所教授(地震学)のコメントが載っている。
それによると、「通常の地震と異なり、何か特殊なことが起きている可能性がある」と指摘し、今日の津波発生の要因は「地下でマグマの移動で大きな地殻変動が起きたり、地滑りが起きたりした可能性が考えられる」と語る。
また、東京工業大の野上健治教授(地球化学)は、10/03に航空機で上空から付近の観測を実施したが、噴火の兆候となる変色水などの海面の変化も確認されていないという。
このため、今回の地震、地下でマグマが動いたことによる海底地滑りの可能性があるという。
また、津波が起きたことについては、「非常に広い範囲で海底地形に何らかの変化が起きたが、詳細が不明」としている。
このように、非常に謎が多い地震と津波であり、今後「想定外」のことが起きる可能性も十分に考慮しておくべきだろう。
■小規模でも『津波地震』がある
鳥島周辺では、およそ10年間隔で、大きな地震を伴わないのに津波が発生したケースがある。
たとえば、下記の地震がそうだった。
1984/06/13 11:29:鳥島近海、M5.9、最大震度1、深さ0km、津波150cm
このあたりの海底にはマグマだまりがあり、それが何らかの理由で刺激されると海上で津波が発生することがあるという。
1984/06/30 02:45:茨城県南部、M5.1、最大震度4、深さ61km
他にも、M5クラスの小規模の地震で津波が発生した事例を短期間で探したところ、下記の2例が見つかったが、いずれも鳥島近海が震源の地震によるものだった。
その後に関東圏で起きた地震を示しておく。
(1) 2006年
2006/01/01 16:11:鳥島近海、M5.9、無感、深さ0km、津波・神津島17cm他
2006/02/01 20:35:千葉県北西部、M5.1、最大震度4
2006/02/03 13:37:茨城県沖、M5.9、最大震度3
(2)2015年
2015/05/03 01:50:鳥島近海、M5.9、無感、ごく浅い、津波・八丈島八重根60cm
2015/05/13 06:12:宮城県沖、M6.8、最大震度5強
2015/05/25 14:28:埼玉県北部、M5.5、最大震度5弱
ただし、鳥島近海の地震はいずれも無感地震だったようで、気象庁の震度データベース検索では見つからない。
■津波は終わりではない?
明菜さんが、毎月のようにnoteマガジン『明菜の夢見るマガジン』で夢見を書いていたことが、現実になってきている。
今日の明菜さんのブログでも、これで終わりではない的なことを、ぎりぎりラインで書いている。
noteマガジンを読んでいない人も、「行間を読」めば多少は推測できるかもしれないが、読んでいる人々は既にお分かりの通り。
はっきりと書けないが、まだまだ「警戒」が必要となるということだ。
10/15の金環日食、10/29の部分月食と続く今月は、私の方のnoteマガジンで詳細に書いている。
以前から書いているように、10月は防災意識を高めて過ごしてください。
※大地震・津波・水害で停電時に無いと困るもの。
4千人以上の評価で★4.5個はあり得ない系。