【地震前兆】北海道・東北・北陸各地で「二重の虹」が出現~過去に地震前兆事例多数あり

2023/10/02

宏観異常現象 地震前兆

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今朝、秋田県の明菜さんが、秋田で「二重の虹」を見たと書いていて、調べると昨日から今日にかけて、北海道・東北・北陸の各地で非常に多くの写真が撮影されていて、地震前兆現象だとすれば何時・どのあたりで地震が起きるかを考えてみる。。

■二重の虹

今日は明菜さんがブログ投稿できないということで、代わりにnoteマガジンのコメント欄に投稿していた。
その内容を引用する。


今朝、日本海沿岸にダブル虹が出てました!

ずっと見なかった蛇が出た!ってアメブロで書いて直ぐに秋田県では地震がありましたが…

今朝も蛇を見ました。


今日2023/10/02の朝だったという。


他の地域でダブルレインボー(二重虹)が目撃されていたか、ネット上(X)で調べてみた。
すると、たくさん見つかった。

以下に、その例を示す。

◎2023/10/01 16:01:札幌

◎2023/10/01 16:04:小樽市

◎2023/10/01 17時頃?:タイ・チェンライ

◎2023/10/02 15:26:北海道旭川市

◎2023/10/02 14:13:

 山形県鶴岡市

◎2023/10/02 14:19:新潟県

◎2023/10/02 14:42:青森県弘前市

 青森県 弘前市中野 創作居酒屋 花よりだんご

◎2023/10/02 17:04:山形県村上市

◎2023/10/02 14:13投稿:青森県八戸市



以上の目撃地点を、下記のマップにプロットした。



こうして見ると、やはり北日本の日本海側に集中している。

ただ、日本海側では大きな地震はそう多くは起きない。
たとえば、過去100年くらいでM6.0以上の地震を指定して検索すると、下記の通り、33回起きていた。



また、昨日のタイ・チェンライでの目撃地点は、別途下記のマップで示す。
1900年以降に起きたM6.0以上の震源マップにプロットしている。



このように、二重虹が撮影されたチェンライは、大地震が多発するミャンマーとの国境に近く、タイでは数少ない大地震の多発地帯だ。

そのため、地震前兆の可能性はあるかもしれない。


■過去の二重虹→地震の例

次に、以下に、過去に二重虹が見られた後で周辺で地震が起きた例を示す。
※地震情報の行末は観測地点から震源までの距離。

・2013/10/12:札幌市
→2013/10/13 01:13:十勝地方南部、M3.3、最大震度1

・2021/10/19 08:04:苫小牧市
→2021/10/19 21:36:青森県東方沖、M5.4、最大震度3、164km

・2021/11/05:山梨県南都留郡山中湖村
→2021/11/07 04:40:茨城県南部、M4.0、最大震度2、120km

・2021/11/05:岩手県
→2021/11/07 00:07:岩手県沖、M4.0、最大震度1、110km

・2022/12/06 09:15:福井市
→2022/12/09 05:58:石川県能登地方、M4.1、最大震度3


多くの場合、二重虹が出現してから0~2日以内に周辺地域で地震が起きる。

ただし、二重虹が目撃されたからといって必ず地震が起きるわけではない。
今回の場合、目撃地点が非常に広範囲のため、逆に地震前兆である可能性は低くなるかもしれない。



※私のバイブル。阪神・淡路大震災の前兆証言を1500件以上集めた大著で、雲など空の現象の報告も多い。
このような貴重な本の古書が、まだ千円以下で買えるとは。







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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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