10年前のブログ記事で、この日にパキスタン南西部で起きたM7.7の地震の前日にタイで撮影された「大気重力波」と呼ばれる雲によって私が予測していた通りの方角で地震が起きた。
このような「地震雲」で地震を予測できる可能性を考えてみる。
■「大気重力波」
まず、順を追って紹介すると、10年前の2013/09/23に、Instagramで、タイのパタヤの海岸で撮影された写真が流れてきた。
それを投稿したアカウントは、その後に非公開に変わったので、ここではその投稿の写真を見せることはできない。
その時にブログ記事で転載させてもらった写真があるので、それを示す。
下記のX(旧Twitter)で写真を投稿していたが、非公開になったために見ることはできない。
Instagramで流れてきたタイ、パタヤの写真、大気重力波でなければいいな。
— Noya Momose 百瀬直也 (@noya_momose) September 23, 2013
yurii_ikedaaさんの写真 http://t.co/LijJfVbIC6
上記の写真から、大気重力波が収束する方角を推定すると、下記マップの方角になる。
■パキスタン地震
その翌日、2013/09/23 16:29UTCに、パキスタンのパローチスタン州アワラン付近で、M7.7の地震が起きた。
この地震は、震源の深さが15kmという浅い直下地震だったこともあり、犠牲者515人、負傷者600人という大きな被害地震となった。
上記マップの延長線上のマップにパキスタン地震の震源を書き入れると、下記マップのようになる。
やはり、ほぼ推定していた方角のパキスタン南部で、翌日に大地震が起きたことになる。
■予測通り?
この時の予測が、たまたま震源の方角になったのではないとすれば、「大気重力波」が示す方角で大地震が発生したことになる。
いつも書いているように、「地震雲」の研究は非常に労力と時間を要するため、それ専門に研究するくらいでないと中々難しい。
また、巷で「地震雲?」と話題になるものの大半は怪しいもので、大量の情報から可能性があるものを絞り込むだけでも時間がかかる。
そのような理由から、地震前兆研究家と名乗っている自分でも、なかなか本格的な研究は難しい。
それでも、Facebookグループや横のつながりから情報は入ってくるので、今後は少しずつでも探求にエネルギーを費やすことにしたい。
※18年前には、『週刊現代』でも地震雲が話題になり、講談社もこんな本を出していた。