今日Instagramを見ていて、フォローしていた「#オジギソウ」のハッシュタグに引っかかった写真があって、開花期真っ最中のオジギソウの開花の後で近場で地震が起きた例がどれだけあったかを調べてみた。
■オジギソウ開花と地震
まず、知らない人のために基本的情報を書いておく。
2021年5月から種を蒔いてオジギソウを育て始めた。
当初は昼間に葉が閉じている場合に、その後に近場で地震が起きるかどうかを観察していた。
その後、9月に開花し始めてから、開花も地震前兆である場合があるのではないかと考え始めた。
実例は多数あるが、その例を以下に示す。
※地震情報の行末は小平市からの距離
●2021/09/23 10:56:7輪開花。
→2021/09/24 23:55:埼玉県北部、M3.2、震度1、深さ87km、48km
●2021/10/07 12:52:初めて17輪開花。
→半日後:2021/10/07 22:41:千葉県北西部地震、M5.9、震度5強、57km
●2022/09/05 9:10:43輪開花 新記録
→2022/09/05 08:58:八丈島東方沖、M5.3、無感、450km
→2022/09/05 13:53:八丈島東方沖、M5.2、無感、450km
→2022/09/05 21:29:八丈島東方沖、M4.9、無感、450km
●2022/09/21 09:00:22輪開花
●2022/09/22 09:00:40輪開花
→2022/09/22 07:24:千葉県東方沖、M5.3、震度2、180k
■今年の開花事例
オジギソウは通常は「一年草」扱いされて、うちでも毎年植え替える。
今年はまだ8月に入って開花し始めたばかりで、まだ下記の2回だけだ。
・2023/08/01朝:1号プランターで2輪開花。今年初めて。
→2023/08/01 17:38:福島県沖、M4.3、最大震度2、244km
→2023/08/02 08:07:茨城県北部、M3.1、最大震度1、155km
→2023/08/02 08:14:茨城県北部、M3.4、最大震度1、155km
・2023/08/03朝:1号プランターで1輪開花。
→2023/08/05 04:27:茨城県沖、M3.8、最大震度2、166km
成長したのは、まだ1つのプランターで3株だけで、開花の数は少ない。
それでも、1輪か2輪の開花でも地震前兆を示すことがあるのかもしれない。
オジギソウに限らず、ある花の開花が地震前兆であるということは、巷ではあまり話題にならない。
竹の花のような特別な事例は別としてだが。
これまで検討したのは、オジギソウ以外では、シロバナネムノキ、ヒネム、エバーフレッシュがある。
このようなオジギソウ・ネムノキ系の開花と地震発生に相関性があるならば、新たな発見ということになる。
私が発見したかどうかは定かではないが、世界の論文なども隈なく探せば先例が見つかるかもしれない。
■オジギソウ開花→地震の例
以降が本題で、さきほどInstagramのハッシュタグ「#オジギソウ」に引っかかったオジギソウの開花例を調べてみた。
そして、大体の場所がわかる事例の開花日を調べて、2日以内くらいに周辺で地震が起きたかどうか調べてみた。
※行末は開花場所から震源までの大体の距離。
・2023/07/07:神戸市
→2023/07/07 13:50:滋賀県北部、M2.8、最大震度1、約150km
→2023/07/08 21:36:能登半島沖、M4.0、最大震度3、約366km
・2023/07/31:大分県竹田市
→2023/08/02 11:11:広島県北部、M2.6、最大震度1、約285km
・2023/08/03:岡山県笠岡市
→2023/08/04 00:55:島根県東部、M2.5、最大震度1、約100km
・2023/08/05:名古屋市
→2023/08/07 04:40:和歌山県北部、M3.0、最大震度2、約170km
・2023/08/09:東京都
→2023/08/09 20:41:千葉県東方沖、M3.9、最大震度2、約100km
・2023/08/10:北九州
・2023/08/10:福岡県
→2023/08/11 01:24:日向灘、M2.9、最大震度1、約185km
→2023/08/12 13:24:奄美大島北東沖、M4.4、最大震度1、約430km
・2023/08/10:静岡県牧之原市付近
→2023/08/12 03:09:愛知県西部、M3.9、最大震度2、約90km
・2023/08/12:新潟市
→これから?
こうして見ると、あまり顕著な相関性が見られるとまでは行かない。
Instagramでは、何輪開花したかという情報はほとんど得られないが、多くの場合は1輪程度なのだろう。
このような検証は、関東のように頻繁に地震が起きる土地よりも、普段あまり地震が起きないところの方が好都合かもしれない。
昨年までのうちのように、1日で40輪以上も開花したというのは、それだけ多くの株を育てているためだろう。
やはり、1~2輪の開花を問題とするよりは、ある程度まとまった数が咲いた場合を重視した方が良いかもしれない。
今年はあまり多くの株を育てていないが、9月頃にはもっと多くの花が咲いて、本格的な観察を始められるだろう。
※いま元気に育っているのは、下記のものではないが類似の5月にAmazonで買った苗。
種から育てている方は、まだまだ小さい。
今から種を蒔くのはもう遅いので、今から育てるには苗を買った方が良いだろう。