今日目についたニュース記事で、「木質耐震シェルター」を取り入れた住宅の写真が目に入ったが、疑似的に大地震を起こした結果、家屋が倒壊しても、そのシェルターの部屋だけが無傷で残ったという実験例だった。
■「木質耐震シェルター」
今日、自分が運営しているFacebookページ「防災三昧 by 地震前兆ラボ」で自動投稿された記事に目がとまった。
『ライフルホームズプレス』サイトの今日の記事で、一条工務店の「木質耐震シェルター」を紹介しているものだった。
あらかじめ書いておくと、私はべつに一条工務店のアフィリエイトをやっているわけではなく、同社とは何の利害関係もない。
ただ、2階建ての家屋を疑似的に「大地震」を起こすという実験の結果を見て、笑ってしまうほどインパクトが強いので、紹介したくなったのだ。
その写真とは、これだ。
その「耐震シェルター」を導入した白い部屋だけが、倒壊せずに残っている。
■既存の住宅に追加する?
この製品は、既存の住宅に手を加えることなく、一室にすっぽりとシェルターを設置して、部屋を耐震シェルターとして使用するのが特徴だという。
この、既存の部屋にシェルターを被せるというのが、イマイチ具体的にわかっていない部分があるが、一条工務店のページをみると、おぼろげながらわかってきた。
上記ページでは、こうある。
「既存のお住まいに手を加えることなく、工期もわずか2日間で設置できる耐震シェルターです」
にわかには信じがたいが、そういうことらしい。
価格は、「スタンダードシリーズ」が27万5000円 (税込/施工費込)と、予想外に安い。
たとえばこれを、大地震発生時に初動が遅れがちなお年寄りの部屋に導入すれば、命を守れる可能性が高まるのではないか。
■耐震シェルターなどの助成制度もある
今日はたまたま目に入った記事を紹介したが、もっと探せば一条工務店以外にも同様のシェルター的な製品があるかもしれない。
このような情報は、各地方自治体のWebサイトで提供していたり、あるいは耐震シェルターなどの設置を助成しているところも少なくないようだ。
たとえば、東京都でも各市区町村に助成制度があるようで、下記の東京都作成のPDFに表がある。
うちは借家なので直接は関係ないが、持ち家の方は調べてみると良いでしょう。
※明菜さんのnoteマガジン『明菜の夢見るマガジン』7月版、更新しました。
※家具の耐震補強というと突っ張り棒が思い浮かぶが、如何にも頼りなげで、こちらの方がネジとワイヤーでしっかり固定できて丈夫そうに見える。