過去のブログ記事を探していたら、8年前に高知県越智町の大気ラドン濃度が急上昇したという記事があり、その後に近場で地震が起きていた。
同様に、5年前の大阪府北部地震などの例も紹介する。
他に、耳の閉塞を伴う耳鳴りが起きて、関東圏で地震がありそうだ。
■高知県の例
あらかじめ書いておくと、地震の前に震源周辺の大気ラドン濃度に変化が見られることは自然科学の世界で周知の事実で、内外でそのような論文や測定結果が見られる。
今日、過去のブログ記事を遡って見ていたら、8年前の今頃の記事があった。
この頃はまだラドンガス測定器をもっていなくて、各地の大気ラドン濃度の測定値をグラフで見せるサイトを参照していた。
ここで、高知県越知町のラドン濃度が大変なことになっていた。
2015/07/14午後:30位から急上昇
07/16午後:100を越えて測定不能
グラフの上限を大きく超えて、測定不能になっている。
そして、グラフに書き込んであるように、下記の地震が起きた。
07/24 17:53:愛媛県南予、M4.6、最大震度4、深さ44km
この時は、ピークに達してから下降を開始したかどうか微妙だ。
ちなみに、この頃利用していた「大気中ラドン濃度グラフ集」のサイトは、既にサービスが終わっている。
■大阪府北部地震
次に、5年前2018年6月の例。
広島の観測点のグラフを示す。
2018/06/09午前:80 ピーク
45位 06/18 07:58:大阪府北部、M6.1、最大震度6弱、深さ13km
上記のように、06/09と06/12頃に2回ピークがあり、下降を始めて6日後くらいで、大阪府北部地震が発生した。
広島観測点から震源までは約300kmほどの距離があるが、M6クラスの地震だったので大気ラドン濃度の変化を捉えられたのだろうか。
■最近の例:2022/11
その後に、ラドン測定器を購入して、自宅で大気ラドン濃度の測定を始めた。
2台で測定しているが、PRO3が旧型で、PRO4が新機種となっている。
以下に、最近の事例を2件ほど示す。
◎2022/11/23 19時台~
32 ピーク
30 11/24 01:52:八丈島東方沖、M5.2、最大震度1、270km
ここ小平市から震源までは、270kmほどだった。
◎2023/01/19 22時台~
33 ピーク
32 01/20 14:48:宮城県沖、M4.9、最大震度3、418km
26 01/21 03:05:福島県沖、M4.3、最大震度2、286km
上記の場合、宮城県沖M4.9は震源までの距離が遠いが、その意味では次の福島県沖が「本命」だったかもしれない。
■現在の値+耳鳴り
じつは、この記事を書いている07/25 21時時点でラドン濃度が20まで下降してきて、関東圏の地震の前兆かもしれない。
そして先ほど、07/25 21:02に右耳で「閉塞」→強いセミ鳴きの耳鳴りといういつものパターンがあった。
このため、やはり明日あたりまでに関東圏で対応する地震が起きそうだ。
※愛用の最新版ラドンガス測定器PRO4。
結構なお値段だが、もっと安い測定器はラドン測定の「実績」が全く不明で、手を出せない。