今日は岩手県沖でM3~M4クラスの地震が続いたが、最近気になっていたのは、黒潮が通常は関東の東沖あたりで離岸して太平洋の中心へと向かうところが、岩手県や青森県の沖まで「北偏」しているようで、これが地震の発生に影響するかどうかを検討してみたい。
■黒潮の「北偏」
まず、下記マップは昨年秋2022/10/01~2022/07/10に起きたM5.0以上の地震を示している。
昨年秋頃から、このあたりの特に青森県から岩手県の東沖あたりで大き目の地震が増えている。
それで思い出したのが、最近の黒潮の流路の「異変」だ。
具体的には、黒潮は西日本の南岸で「大蛇行」した後で、通常は関東の東沖あたりで「離岸」して、東の方へと進んでいく。
下記マップは、earthサイトの1年前の2022/06/27 09:00時点の黒潮の海流を示す。
これに対して、最新の2023/07/12 09:00時点の海流は、下記マップのようになっている。
これを見ると、1年前は黒潮の流路の北端が福島県沖あたりだったのが、岩手県沖まで伸びていることがわかる。
■暖水渦の影響?
問題は、上記で示したように、それに伴って、ちょうど黒潮の流路の北端が北へ伸びた分、そのあたりで大きめの地震が増えていることだ。
これは、親潮域にある「暖水渦」が影響しているのだろうか。
以前から海水温と地震の発生の関連性について注目してきたが、親潮域のあたりは黒潮ほどは深く研究してこなかった。
今後の北海道・東北の大地震の発生との関連を考えるためにも、研究を進めることにしたい。
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