昨日2023/05/26 19:03に千葉県東方沖でM6.2・最大震度5弱の強い地震があったが、千葉県沖で大きな地震が発生しやすい時期というのは過去の地震データの解析からわかっていて、昨日の地震もその時期に起きたものだった。
また、地震の当日には空の異常現象も現れていたようだ。
■空の異常
昨日のウェザーニュースによると、千葉県東方沖M6.2の発生前の05/28朝に東京など関東の一部で「ハロ」が出現していたという。
下記の写真は05/26 08:00頃に千代田区で撮影されたもの。
また、今日のウェザーニュースの記事によると、今朝は川崎市など関東以西でハロが出現したという。
これに対応する地震はまだ起きていないが、ハロなどの空の現象が必ず地震に結び付くわけではない。
■千葉県沖で地震が起きやすい時期
過去に千葉県沖で被害を伴う地震が起きた事例を、Wikipedia「地震の年表（日本）」からピックアップすると、以下の6件の地震があった。
これらの発生時に、エルニーニョ・ラニーニャ・黒潮大蛇行が起きていた場合は行頭にその旨を示す。
【エ】1655/05/02：房総沖地震（千葉県東方沖）、M不明、津波
1677/11/04：延宝房総沖地震、M8.0、犠牲者500～600人、津波
【ラ】1909/03/13 23:29：房総半島沖、M7.5
1923/09/02：千葉県南東沖、M7.3、最大震度5
【エ】1987/12/17：千葉県東方沖地震、M6.7、最大震度5、犠牲者2人
【ラ】2012/03/14 21:05：千葉県東方沖、M6.1、最大震度5強、犠牲者1人
こうして見ると、全6件中、エルニーニョ現象の発生中は2件、ラニーニャ発生中は2件、通常期は2件で、すべて黒潮大蛇行が起きていない非大蛇行期だった。
確率的には6回中2回は黒潮大蛇行期に起きているはずが、1回も起きていない。
ただし、サンプル数が6件だけなので統計的に有意とはならない。
■千葉県沖地震の傾向
そこで、より詳細のデータを用いることにして、気象庁の震度データベース検索から、下記の条件で抽出してみた。
1919/01/01～2023/05/25：千葉県東方沖と千葉県南東沖、M6.0以上
該当の地震は全36件あった。
これらの地震発生時に、エルニーニョ、ラニーニャ、黒潮大蛇行が発生していた例をカウントすると、以下のようになる。
「期待値」は、たとえばエルニーニョ現象の発生期間は全体の25%であり、36 x 0.25 = 9件ということで、実際の4件は期待値より少ないことになる。
期待値
エルニーニョ：04 09 少ない
ラニーニャ ：10 10 普通
通常期 ：22 17 多い
大蛇行期 ：13 13 普通
非大蛇行期 ：23 23 普通
こうして見ると、千葉県沖のM6クラス以上の地震は、エルニーニョもラニーニャも起きていない通常期に多く発生していたことがわかる。
黒潮大蛇行については、特に偏りは見られない。
昨日の地震は「通常期」に発生したということで、上記の傾向と矛盾しない時期に発生したことになる。
この夏はエルニーニョ現象が発生する可能性が高いということで、その意味では、今後さらに大規模な地震が起きる可能性は、そう高くないことになる。
ただし、これはあくまでも統計的に導き出した「傾向」であり、絶対起きないわけではないことは言うまでもない。
■今日の前兆現象
今日の前兆現象としては、ナマジーが2回警告を発した。
・2023/05/27 05:30：静電1、電磁7：146053017
・2023/05/27 17:30：静電1、電磁7：146173017
20:40時点の最新のイオノグラムは、下記の通りで、関東や沖縄などで地震がありそうだ。
今日は05:01に千葉県東方沖でM3.7の地震が1回起きただけで、それ以降20時時点で有感地震がストップしている。
少なくとも関東圏ではそろそろ地震が起きそうだ。
※コロナ禍が終わったとしても、ビタミンDの重要性は変わらず、認知症・がんなど様々なリスクを低減してくれる。
こういうことは、とにかく本を読まないと始まらない。
