【植物地震予知】オジギソウの種を蒔いた~過去の『地震予知』能力を振り返る~一斉開花も地震前兆か

2023/05/07

オジギソウ 植物地震予知 地震前兆 地震予知

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今日は「地震予知草」とも呼ばれるオジギソウの種を蒔いて、また苗も購入して今年も葉開閉の異常や一斉開花などで地震予知の検証を行おうと思っているが、一昨年と昨年に「地震予知」を行ったと思われる代表的なケースも紹介する。


■オジギソウ地震予知

2005年に「地震予知草」という缶詰入りの種や土の栽培セットを買ったことがある。

いま考えてみると、あれが含羞草(おじぎそう)だったのだろう。


その年の5月末に種を蒔いて缶詰の中で育てて発芽したが、7月頃に枯れてしまった。

植物栽培など全く経験と知識がなく、水やりなどの世話を怠ったせいだろう。


その後の2021年夏にオジギソウを育てて「植物地震予知」の検証を始めた。

その後の2年間の経験によって、以下のような傾向を発見した。


・百瀬の発見(仮説):

 ・近場で地震発生の前に日中に葉閉じする。

 ・近場で地震発生の前に一斉開花する。


ただし、葉の開閉の地震前兆に関しては、以前から鳥山英雄博士の研究などよりわかっていることであり、私の発見ではない。


その鳥山氏の一般向けの著書『ネムの木は地震を予知する (ゴマブックス)』(1992)は絶版で、Amazonで古書が1万円以上の価格になってしまった。



もう1冊、鳥山氏の著作で学術書があり、この『樹木・大地・地震―植物生理学と地球物理学の学際序説』(2008)はまだAmazonで手が届く価格で古書がある。

とは言っても4冊だけで、ここで紹介すると千円台の2冊が売れて残りが更に値が上がる恐れがあるかもしれない。



■植物地震予知

オジギソウの検証と並行して、ネムノキ系のエバーフレッシュ、シロバナネムノキ、ヒネム、ネムノキでも地震予知の検証を行うようになった。


中でもオジギソウは、野球に例えると、うちの「4番バッター」だ。

もっとえば、大谷翔平ばりの「二刀流」選手。

つまり、葉の開閉異常と一斉開花の両方で地震予知してくれる。


オジギソウは、中国では大地震の10時間前に葉が倒れた(閉じた)という記録がある。


■2021年

まず、初めての地震予知検証として、2021/06/03にAmazonで購入した種を蒔いた。

以下に、特に地震前兆だった可能性が高い事例を示す。

※地震情報の行末は、ここ小平市からの距離


◎2021/09/22 14:00:一部が半閉じ~全閉じ

◎2021/09/23 10:56:7輪ほど開花していた。

 →2021/09/24 23:55:埼玉県北部、M3.2、震度1、深さ87km、48km



◎2021/09/29朝:10輪開花。葉が一部閉じていた。

 →2021/09/29 12:26:茨城県沖、M4.2、震度3、深さ54km、130km

 →2021/09/29 23:39:静岡県東部、M3.5、震度3、深さ6km、78km


◎2021/10/07 12:52:初めて17輪も開花した。

 →2021/10/07 22:41:千葉県北西部地震、M5.9、震度5強、小平市は震度4、57km



この時に驚いたのは、17輪開花した日の夜に、千葉県北西部地震が起きて、ここ小平市も震度4の揺れとなったことだ。

この頃から、葉閉じ以外にも一斉開花が地震前兆現象である可能性を検討するようになった。


◎2021/10/29 15:45頃:一部の葉が半閉じ。

 →2021/10/29 08:59:千葉県北西部、M4.2、震度2、深さ50km、60km

 →2021/10/31 06:52:千葉県北西部、M3.3、震度1、深さ68km、60km


その後、オジギソウは一年草なので、11月頃には開花期も終わり、葉閉じも見られなくなった。


■2022年

昨年は、種まきせずに苗を買うことにした。

2022/06中旬:園芸店とAmazonで苗を購入。

以下に顕著な前兆だった可能性がある例を示す。


◎2022/07/28 09:30、エバーフレッシュ、オジギソウ、シロバナネムノキが揃って葉が三分閉じ位。

 →2022/07/28 09:32:宮城県沖、M4.1、最大震度1、距離370km

 →2022/07/29 04:52:八丈島東方沖、M5.3、最大震度1、440km


◎2022/07/29 08:30:オジギソウ・シロバナネムノキの葉が三分閉じ

 →2022/07/29 23:41:駿河湾、M4.4、震度1、距離160km


◎2022/09/01 08:30頃:24輪開花。

 →2022/09/01 14:24:茨城県沖、M4.0、震度2、145km

 →2022/09/03 05:24:千葉県北東部、M4.1、震度3、88km

 →2022/09/03 11:55:東京都23区、M4.2、震度2、27km

 →2022/09/03 16:34:茨城県南部、M3.8、震度2、32km

 →2022/09/03 17:39:茨城県沖、M3.9、震度2、158km


◎2022/09/21 09:00:22輪開花

◎2022/09/22 09:00:40輪開花

 →2022/09/22 07:24:千葉県東方沖、M5.3、震度2、180km

◎2022/09/23 09:30:30輪開花

 →2022/09/23 09:53:茨城県南部、M4.7、震度3、80km

◎2022/09/24 08:30:30輪開花

 →2022/09/24 10:00:福島県沖、M4.1、震度2、250km

 →2022/09/25 07:31:茨城県北部、M4.2、震度2、157km



◎2022/10/06 09:30:15輪開花

◎2022/10/07 08:50:16輪開花

 →2022/10/07 03:14:福島県沖、M4.4、震度3、230km

 →2022/10/07 05:09:三宅島近海、M4.7、震度2、250km

 →2022/10/07 16:43:山梨県中・西部:M2.4、震度1、100km


■今年も検証する

以上のオジギソウの前兆は、下記のYouTube動画でまとめて紹介している。



一斉開花の方はあくまでも可能性として考えているが、本当にオジギソウのような植物が「地震予知」してくれるとすれば、育ててみようという人が増えるだろう。


今年は種を蒔いて育てるか、苗を購入するか迷った。

だが、苗が販売されるまで待っていると、いつになるかわからないので、種を買った。


Amazonプライムで、サカタのタネの「おじぎ草」を348円で購入した。

今日は小さなポット3個に種を蒔いて、発芽してから良いものを2株ほど選んで50サイズのプランターに植え替えようと思う。



だが、今日Amazonで見ると、既に苗が販売されていた。

ちょっと早まったか。


以前から種を蒔く以外に苗も買おうと思っていたので、2株を注文することにした。

1株180円の安さで、配送料が別途890円かかるが、2株の注文でもその価格のようで、計1250円で購入できた。

2日後の5/9に配達予定となっている。


今年も、もちろんオジギソウ以外にもエバーフレッシュは春から検証していて、また今後夏になればシロバナネムノキ、ヒネム、ネムノキといった植物も並行して検証することにしたい。


私の経験から学んだ注意点としては、植物地震予知の検証は地面に近い1階か地階で行うのが望ましく、地面から離れた2階以上では明確な地震前兆を示さないようだ。



※エバーフレッシュはAmazonで安く小さなものでも4千円くらいする。







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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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