05/12気象庁発表のエルニーニョ監視速報によると、この夏はエルニーニョ現象が発生する可能性が前回よりも高まったというが、そうなると海洋現象と地震発生の関係性によって、ある傾向が見えてきて、特にある地域では発生に偏りが見られる。
■エルニーニョ監視速報
05/12(金)に気象庁が発表した最新の「エルニーニョ監視速報」では、下記の表のように、夏季が特にエルニーニョ現象の発生確率が高まる。
エルニーニョ現象とは、太平洋の南米沖の監視海域で海面水温が平均より高くなる現象が続くこと。
最近発生したエルニーニョ現象では、2014年夏~2016年春が最大で+3.0℃、1997年春~1998年夏が最大で+3.6℃に達した。
そして、その期間には重大な大雨災害が発生した。
このように、エルニーニョ・ラニーニャ現象は日本の気象に大きな影響を与える。
この夏は、台風や豪雨災害に要注意だ。
■地震とエルニーニョ
では、エルニーニョ現象と大地震の発生に関係があるかというと、私の研究ではあるようだ。
一般的な日本の大地震では、エルニーニョ期間中に起きていた地震は少ない。
そのあたりのことは、私のkindle本シリーズ『大地震は海洋現象で予測できる』の「地震と海の密接な関係:」などで詳しく解説している。
だが、南海トラフ巨大地震に関しては、別の傾向があるようだ。
過去の南海トラフで発生した巨大地震は、エルニーニョ期に多く発生する傾向があった。
また、ラニーニャ期には逆に非常に少なくなる。
このあたりは、同シリーズの『南海トラフ巨大地震はいつ起きるか?』で詳しく書いている。
もっとも、自説では「黒潮大蛇行が終息した後で」という条件が加わるが、この夏に実際にエルニーニョが発生すれば、南海巨大地震の発生は高まると考えておいた方が良い。
このような傾向がわかれば、暗闇の中で手探りで彷徨っている状態に比べれば光が見えてくるだろう。
■母の他界
今朝、ショッキングなことがあった。
92歳になるうちの母が、浴室で息を引き取っていた。
写真のように、どこの国の人間かわからない容貌で、私も似たところがあるようだ。
そのため、今後1年間は喪に服することになる。
※私もこれに似た本を買ったことがあるけれど、これとは違うかな。