4月から四国北部の愛媛県南予や徳島県北部で地震が続いていて、震源の深さを見るとフィリピン海プレートの沈み込みで起きていて、そうなると南海地震(南海トラフ巨大地震)の予兆ではないかと思えてくる。
■四国の地震
昨日5/13から、徳島県北部と愛媛県南予でM3~M4クラスの地震が3回起きていた。
珍しい震源なのと、あることが気になって震源の深さを見ると、更に気になってきた。
なぜならば、すべてフィリピン海プレートの沈み込みで起きていたからだ。
そこまで書けばおわかりかもしれないが、南海トラフ巨大地震も同プレートがユーラシアプレート(マイクロプレート説ではアムールプレート)に沈み込むところで起きる巨大地震だ。
今年4月以降に四国で起きた地震は、以下の通り。
これらの震源を、下記サイトのフィリピン海プレートの沈み込みマップに書き込んでみた。
上記マップの見方は、たとえば四国の南沖で「20」とあるラインは、フィリピン海プレートが20kmより深く沈み込んでいることを示す。
上記マップに書き入れた7件の地震は、すべてフィリピン海プレート沈み込みの上限よりも深いところで起きていた。
■南海地震?
そうなると、これらの地震が南海地震の予兆である可能性を考えたくなる。
では、昭和東南海・南海地震の前に、四国あたりで同様の地震が起きていただろうか。
昭和東南海地震の1年前以降に起きたM1.0以上の地震を検索してみると、下記の地震が起きていた。
このうち、愛媛県南予などの震源の深さを記した地震は、フィリピン海プレートの沈み込みで起きていた。
参考までに、昭和東南海・南海地震の震源も書き入れた。
そうなると、あくまでも可能性としてだが、4月以降の四国の地震も、南海トラフ巨大地震の予兆ではないかということだ。
■ダウジング地震予測
そこで思い出すのが、私がこれまで実施してきた「ダウジング地震予測」の試みだ。
昔からダウジングは得意としていたが、2004年頃から、マップダウジングで地震予測ができないかと考え、実行するようになった。
すると、2005年頃から、大きな地震が起きるところとして、紀伊半島と四国・室戸岬の沖合あたりで集中してヒットするようになった。
下記マップで赤丸印がダウジング予測地点で、それ以外の黄色いピンマークだけのところは過去に南海トラフ巨大地震の震源となった地点を示している。
ダウジング実施の時点では、そのエリアが「南海トラフ」と呼ばれているところだと知らず、その後に知ったことだった。
2005年~2012年に何気にダウジングを行ってペンデュラムが振れたところは、過去に南海地震が起きたところと混在していることを知って、愕然となった。
これはどう解釈すべきなのかと。
■黒潮大蛇行
前述のように、たとえ南海トラフ巨大地震の予兆であるとしても、今すぐに巨大地震が起きる可能性は低いと考えている。
その根拠としては、以前から各所で書いているように、自説では黒潮大蛇行が続いているうちは南海トラフ巨大地震の発生の可能性は低いということ。
2017年8月から続いている黒潮大蛇行は、JAMSTECの最新の長期予測によると、大蛇行の渦がちぎれる予測になっている。
だが、たとえちぎれたとしても、黒潮大蛇行は続行するだろうという。
下記マップのように、今年2023/07/14頃までは大蛇行は続くだろうという。
過去の南海トラフ巨大地震は、すべて7月~2月の間に起きていた。
そうなると、もし黒潮大蛇行が今年後半に終息するならば、その後に南海トラフ巨大地震の発生の可能性が出てくることになる。
以上は、あくまでも可能性の積み重ねによる説であり、その前提で理解してください。
※この貴重な古書が、まだこのくらいの価格で手に入るとは…。
南海地震の前兆をまとめた中村不二夫氏が自費出版された本。
詳細は下記の記事に。