今日05/11にトカラ列島近海でM4.4最大震度4を始めとする群発地震が起きたが、過去の群発の後で大地震が連鎖した例と共に紹介する。
■トカラ列島近海
今日19:45時点までにトカラ列島近海で5回起きたうちの最大規模の地震の詳細は以下の通り。
その他に、今日は下記の5回地震が起きた。
■トカラ→西日本
この震源域は群発地震が起こりやすく、たとえば気象庁の「震度データベース検索」で2015年以降のM2.0以上の地震を検索すると、MAX千件ぎりぎりの960地震が検索される。
以下に、ここ数年でトカラ列島近海で起きた群発地震の後で周辺で大きな地震が起きた例を示す。
・2021/12/04～13：M2クラス～M6.1：270回位
→2022/01/22 01:08：日向灘、M6.6、最大震度5強
・2022/09/10：トカラ列島近海、M2～M3クラス：8回
→2022/09/18 15:44：台湾付近、M7.3、最大震度1
→2022/09/18 17:09：沖縄本島北西沖、M6.0、最大震度2
2021年のケースでは、トカラ列島近海自体でもM6.1の大規模な地震が起きたが、これは全体の中では少ないケースで、過去120年間ほどでM6.0以上は5回しか起きていない。
今回はまだ1日に5回のみだが、今後も群発地震が続くようであれば、九州から台湾あたりまでの大きな地震に気を付けた方が良いだろう。
■トンガ→日本
ついでに…というわけでもないが、今日M7.6の地震が起きた南太平洋トンガで、あのくらいの地震が起きた後で日本付近に大地震が連鎖した例はあっただろうか。
これは意外と少なく、下記の1件だけあった。
トンガではないが、近場のフィジー諸島の巨大地震だ。
2018/08/19 00:19UTC：フィジー諸島、M8.2、深さ600km
→2018/09/06 03:07：北海道胆振東部地震、M6.7、最大震度7、犠牲者42人
現在は、むしろトカラ列島近海の群発が続くかどうかを注視した方が良いかもしれない。
※15000mAhで超小型で200gは画期的すぎる。時代は変わる。
モバイルバッテリーなしで自分が被災した状況をシミュレーションしてみると、かなり悲惨な事態になることがわかる。
