4/19に大分県で異臭騒動があったが、4/23には熊本市の住宅街などでも異臭がすると119番通報が相次いだが、熊本というと思い出すのが阿蘇山で、他の地域の異臭と同列に考えても良いのかも含めて検討する。
■今度は熊本市で異臭
04/23 20:00頃、熊本市中央区帯山(おびやま)2丁目で「異臭がする」と119番通報があった。
現場付近では、硫黄(硫化水素)のような臭いが漂っていたという。
この地域以外にも熊本市中央区新町や東区京塚本町、南区近見など熊本市の広い範囲からあり、問い合わせまで含めると18件に上った。
■火山性か
消防庁の調査では、異臭の原因はわかっていないという。
熊本県で思い出すのが、阿蘇山の存在。
熊本地方気象台は「昨夜は東よりの風が強く吹いていたため、阿蘇から熊本市方面に向かって、山から吹き下りるように火山ガスが流れてきた可能性もある」という。
熊本県の観測でも、火山ガスに含まれる二酸化硫黄の濃度が4月23日 午後9時に熊本市で一時的に上昇したことが確認された。
だが、この日に異臭が報告された地域を、熊本地震で活動した活断層マップと重ね合わせると、別の可能性も考えたくなってくるのだ。
4/23に異臭が報告されたのは、紫色で囲んだエリアだ。
ここは青丸で示した熊本地震の本震の震源から非常に近い。
2016/04/16の熊本地震の震源は、異臭があったエリアから少し東の益城町だった。
4/23の異臭は、熊本地震を起こした「布田川断層帯」に沿って起きているようにも見える。
もっとも、実は東の阿蘇山からの火山ガスで、それがたまたま強い風に乗って流れてきたという可能性も取りされない。
■なぜ満月・新月にシンクロ?
また、異臭の通報があった4/23は、4/20の日食・新月から3日後で、これも2020年の神奈川などの異臭騒動と同じく、新月期に起きていた。
そのことの詳細は4/23に発行したnote定期購読マガジン『大地震・災害前兆ウォッチマガジン』の記事「大分県・千葉県・東京都 で異臭騒動~地震前兆か?なぜ新月前後に多発するのか?」で詳しく解説している。
ただ、一部集計が間違っていたので、今日訂正しておいた。
やはり、何かしらの形で地殻変動の活動があり、それが異臭の原因となっているのだろうか。
神奈川県と同様に九州でも天然ガスが発生しているならば、その可能性も考えなければならないだろう。
今後、そのあたりの可能性を調べてみることにしたい。
※レンタルバッテリーはセキュリティ上のリスクがあるなどのニュースを見る度に、なんでモバイルバッテリーを持ち歩かないのか不思議でならない。
しかも私と同じ20000mAhがこんなに小型軽量になっているのならば、尚更。