インドの予言者と呼ばれる少年「アナンド君」が、来年2024年4月までに大地震が起きると予言していて、その中で今年4月の日食の頃にも大地震に要注意としていて、その点では私も同様なので検討してみる。
■アナンド君
以前から様々な出来事を予言して的中した天才少年と呼ばれるインドのアナンド君(Abhigya Anand)の件。
いつの間にか17歳になっていた。
かつては「最年少占星術師」と呼ばれたように、基本はジョーティシュ(インド占星術、ヴェーダ占星術)で未来の出来事を予言する。
たとえばコロナのパンデミック化も予言していたとされる。
私は占星術については、西洋占星術よりはジョーティシュの方が「あり得るかも」と思うことが多い。
というのも、古来からインドの聖者たちも参照していたためだ。
だが、アプリオリに受け入れるわけでは決してない。
たとえばナクシャトラなどは、人間の心理の深層を掘り起こすような鋭い点があり、ある人物がどういう人間なのかを探ったりするのに参考にすることもある。
■4月の日食が注意
そのアナンド君が、2023/03/13のYouTubeチャンネルで、来年2024年4月までに世界で大きな地震が起きると予言している。
そのうち、今月4月20日は日食となるために、災害が発生する可能性が高いとされている。
興味深いのは、この動画では2/6のトルコ・シリア地震がなぜ起きたのかを占星術的に解説していること。
そして、地震を予知していた人物として、オランダのフランク・フッガービーツ氏の名前も登場することだ。
「驚異的なレベルの正確さ」とまで言っている。
私もその点では、同意できる。
この記事では、直近に起きる4月20日の日食の期間だけを問題として検討する。
アナンド君は、この時に木星とラーフのコンジャンクションができることを重視している。
そう書いただけでわかる人は少ないだろうが、この部分は飛ばしてください。
■4月20日は確かに要注意
私も天体配置と地震・噴火などとの関係を研究しているが、いつも書いているように「占い」とは全く別次元での立場となる。
その意味ではフッガービーツ氏に近く、あくまでも天体の「幾何学的配置」に着目するということだ。
私の見方でも、2023/04/02は確かに地震・噴火に要注意な期間で、そのことは4月1日に発行したnote定期購読マガジン『大地震・災害ウォッチマガジン』の4月の最初の記事『地震予測中情報2023年4月版~日食や「カイト」の時期は要注意』でも書いている。
2023/04/20 18:20JSTの日食の時には、下記のように5つの天体が狭い範囲(40度くらい)に集まる「惑星集合」ができる。
しかも太陽と月がコンジャンクションになる日食(新月)のため、やはり大きな地震・噴火に注意が必要だろう。
私は長年のデータ解析によって、満月・新月の前後に大地震が起きる傾向があることを把握していたが、特にスーパームーン・日食・月食という特別な天体配置の前後には、過去に世界で大地震・巨大地震が多発していたことがわかってきた。
ちなみに、私が発行している有料note『【研究】大地震・火山噴火はスーパームーン・日食・月食の時に最も起きやすい~データ多数あり』がある。
ここでは、5世紀以降に起きた大地震などと満月・新月・スーパームーン・日食・月食といった天体配置の時期を並べて、常時更新していて、それらの相関関係が一目でわかるようにしている。
■過去の日食前後の大地震
今日は「大サービス」で、その有料noteから、今回は17世紀までに日食の前後に日本で起きた大きな被害地震を抽出して紹介する。
こういうデータをあまり公の場で公開せず、有料noteなどの「閉じた世界」だけで示す理由は、「パクリ」を行う人がいるためでもある。
【日】0701/05/12 18:48UTC:部分日食。
【0】0701/05/12:大宝地震、丹波周辺、M7程度、3日間続いた。
【日】0745/06/04 21:22:部分日食。
【+1】0745/06/05:天平地震、M7.9、岐阜県美濃地方。
【日】0878/10/29 13:59:皆既日食
【+2】0878/11/01:相模・武蔵地震、M7.4、犠牲者多数。
【-2】1611/12/02:慶長三陸地震、M8.1、犠牲者約2千~5千人
【日】1611/12/04 08:03:金環日食
【月】1648/06/05 12:11UTC:部分月食
【+8/-8】1648/06/13:相模・江戸、M7.0程度。小田原城破損
【日】1648/06/21 00:43UTC:金環皆既日食
このような日食と大地震のシンクロは、過去の大地震データから日食・月食前後に起きていたものを探したわけではなく、逆に過去の日食・月食データを調べてみると、その前後に大地震が起きていたことが非常に多いことに気づくわけだ。
こういう事実を積み重ねても、多くの科学者諸氏は「たまたま」だろうと言うのだろう。
ちなみに、明菜さんと共同で発行しているnoteマガジンの他にも、私がnoteで発行するすべての記事は、通常の支払いができない方には切手や定額小為替で郵送していただければコンテンツをメールで送ることができるので、お知らせください。
※災害発生時の非常食はどうしても野菜が不足しがちになり、運動不足も重なって深刻になるのでは?
フリーズドライの乾燥野菜入りの雑炊は1年間の有効期限に近づいたら日常的に消費できる。